初日レポートに続き、THE BRIDGEが主催する仮想通貨スタートアップイベントTHE COIN 3日目のレポートです。
スキャム（詐欺）ライター扱いされないために最初に書いておきますが、外国企業の登壇では基本的にすべて英語が使われました。そして僕は英語わかりません。喋ってることの1％くらいしか聞き取れませんでした。
同時通訳はありませんって事前のアナウンスがあったにもかかわらず、英語を解さない僕を派遣したCoinMagazine。体当たり取材を許す懐の深いメディアですね。（積極的に媚びていくスタイル）
前編として、午前中に行われたピッチアリーナの様子を厳選してお伝えします。
コンテンツ
Gamecredits Sergey Sholom
GameCreditsはゲームの購入やゲーム内での課金に使える仮想通貨。関連プロジェクトのMobileGOがICOで60億円を調達したことでも話題になりました。
久しぶりにゲームやりたくなったのでGameCreditsのストアを見てみたところ、クセ強い絵柄の洋ゲーだらけ。今後、日本のゲーム会社が参入してくればもっと盛り上がるでしょうね。
SPOTSALE 市江 竜太
イジゲンが開発中のSPOTSALEは、お店の会員権の取引所。ここでの会員権とは、施設やサービスを利用する権利だけでなく、割引やサービスの追加などのクーポン要素も含みます。
会員権はユーザー同士での取引も可能。ざっくりとしたイメージでは、お店版valuといったところでしょうか。ICOも検討中ということで、注目のプロジェクトです。
Quantstamp Richard Ma
Quantstampはイーサリアムスマートコントラクト上のセキュリティ監査プロトコルです。横文字が多くて難しいですが超簡単に説明します。仮想通貨自体のプログラムにおけるミスやバグを潰してくれるすげーやつってことです。すげー。
二段階認証し忘れたら仮想通貨盗まれた！みたいな事案が増えていて、仮想通貨ユーザーの安全性についての意識は高まっていると感じます。ですが、そもそも仮想通貨自体にバグがあって盗まれちゃったりしたら、ユーザーが自衛することもできません。Quantstampがそういった悲劇を防いでくれればいいですね。
Coinboard 松永 大
仮想通貨のポートフォリオを自動でまとめてくれるサービスCoinboard。ポートフォリオアプリを使っている方は多いと思いますが、取引ごとに手動で履歴を入力するの、異常に面倒ですよね。Coinboardは、取引所のAPIを使うことで自動的にポートフォリオを更新してくれます。
デイトレード気味に取引してると、どうしてもポートフォリオアプリの入力がざっくりになっちゃうんですが、Coinboardならその心配はなし。僕も利用していますが、とんでもなく便利です。ありがとうCoinboard。
今後は「仮想通貨を利用する人が一番集まる場所へ」という目標に向けて、ポートフォリオアプリ以外にもさまざまな分野に展開していくとのこと。
ちなみに、Coinboardでは全職種を募集中とのこと。他にも人材を募集していると話していた登壇者は多かったです。（特にエンジニアが足りない模様）これはポジショントークですが、転職するなら仮想通貨業界、オススメです。
COINJINJA コイン相場 沼崎 悠
世界最大級ICOの検索サイトCOINJINJA。この記事を書いている時点での掲載数はなんと1332件。月間130万PV、海外の情報を翻訳するためのスタッフは200人と、景気のいい数字が並びます。
つーかこのサイト、めちゃくちゃ便利。ICOごとにプロジェクトの説明、実施期間、Twitterのフィード、開発メンバーの一覧などが1ページにまとまっています。そしてプロジェクトの内容が似ているなど、関連したICOも表示されるので、比較検討もしやすい。世界最大級は伊達じゃありません。
そしてCOINJINJAはマーケット情報やニュースなどを網羅できるアプリ、コイン相場を運営中。このアプリもすごく便利。自分のチェックしたい取引所の銘柄をカスタマイズしてウィジェットに表示できる機能なんか最高です。
ちなみに、コイン相場で現在の上昇率ランキングを見てみました。
Reddit上の誰にもファックを送信することができ、先端なボットを提供するFuckTokenが暴騰してるみたいです。こんな銘柄の情報もきちんと翻訳して載せてるのはホントすごいと思います。
前編はここまで。後編もお楽しみに！
