<8月24日こよりが注目する仮想通貨ニュース>

PlusTokenの出金先として中国の取引所が選好されている

仮想通貨ポンジスキームとして、大量のビットコインを保有しているとされるPlusTokenで、PlusTokenの全ての出金のほぼ50%という「異常に高い」割合がHuobiに送信され、中国の仮想通貨取引所に対する「強いバイアス」を示しています。ブロックチェーンのデータ分析会社Elementusは23日に説明しています。

これはHuobi側の不正行為を意味するものではありません。

新たな調査報告によると、同ポンジスキームは、参加者から20億ドル(約3000億円)以上を騙し取っており、香港の仮想通貨取引所Huobiは、PlusTokenからの出金先の中で最もよく利用された取引所だということです。

PlusTokenへの参加者は推定80万人以上で、参加者が集めた金額のうちイーサリアムは、1,000万ETH(約2000億円)が騙し取られたと推定されていると説明。ほかにはビットコイン(BTC)、XRPとEOSでも「高い活発度」がみられたと報告しています。同社はPlusTokenがBitConnect 、OneCoin、 MMMを上回る過去最大の仮想通貨ポンジスキームになると予測しています。

8月18日には、ブロックチェーンセキュリティ会社のCipherTraceが預金の約29億ドル(約3000億円)が、PlusTokenのスキームで失われていると試算。

現時点で、このスキームに関係する6人の容疑者の逮捕が確認されていますが、主な運営者の逮捕には未だ至っていません。

参考CoinPost

「給与全額をビットコインで受け取ってみた」 英仮想通貨取引所のスタッフが100%ビットコイン生活に挑戦

「みんな、僕がビットコインだけでどうやって生活してるのかって聞いてくるよ」

「でも、本当のところ、僕のライフスタイルは全然変わってないんだ」

英タブロイド紙ミラーは、24歳のエンジニア、ザック・レイキン氏のインタビューを掲載しました。レイキン氏は英仮想通貨取引所コインコーナー(CoinCorner)のスタッフです。コインコーナーが希望者に対して給与をビットコインで受け取れるようにしたところ、レイキン氏は給与全額をBTCで受け取ることに決めたとのこと。

レイキン氏が思い切った決断をしたのは、ビットコインのユースケースを示すためだといいます。

「ビットコイン業界のエンジニアとして、自分のノードを実行してネットワークに貢献するだけじゃなくて、電子マネーという本来の目的でビットコインを使うことが重要だと思ってるんだ」

100%ビットコインの生活とは?

レイキン氏は職場があるイギリスのマン島で生活しています。給与全額をビットコインで受け取っていて、生活に支障はないのか。

「仮想通貨でモノを買うのは、みんなが思っているよりもずっと簡単さ」

レイキン氏によれば、仮想通貨決済ができるオンラインストアは数多くあり、同氏は調理器具からテック系のガジェットまですべてビットコインで購入しているとのこと。

しかし、部屋の家賃や地元の飲食店の支払いといったものはさすがにビットコインでは支払えません。

「ビットコインの価格変動の問題を避けるために、給料日には家賃や口座引き落としといった定期的な出費の分は英ポンドに交換してるんだ」

ミラーが指摘するように、レイキン氏は仮想通貨取引所に勤めているため、法定通貨に交換する際に手数料が掛からないというメリットも享受しています。

それでも、レイキン氏が自分の現金にアクセスするには数時間かかるケースもあるといいます。

多少の不便はあるものの、レイキン氏はビットコインの未来に楽観的なようです。

「将来、レストランやガソリンスタンドでビットコインが使えるところが増えていくと思う。これはつまり、ビットコインがより多く、お金として使われるということだよ」

実は、日本のGMOインターネットは昨年2月、給与の一部をビットコインで受け取れる制度を導入しています(上限は10万円)。
参考コインテレグラフ

英中央銀行総裁、米ドルに代わるべき準備通貨に「リブラのような仮想通貨」を例示

イギリスの中央銀行であるイングランド銀行のマーク・カーニー総裁は、米ドルをFacebookのLibra(リブラ)に似た仮想通貨に置き換える提案を提示したと、ブルームバーグが報道しました。

ワイオミング州ジャクソンホールでの米連邦準備制度理事会(FRB)の年次総会で、カーニー総裁は、「政策の余地が限られているため、経済政策の不確実性の高まりや保護主義、負のショックが十分に相殺できないことで世界経済にデフレ圧力がかかる」と述べ、中央銀行は短期的には現状に対処しなければならないが、将来的には劇的な措置を講じる必要があると警告しています。

具体的な案として、カーニー総裁は、米ドルがもつ世界の準備通貨としてのポジションを、FacebookのLibraに似た仮想通貨の形に置き換えられる方がいいと訴えています。

これは、人民元のような別の不換通貨をがドルに取って代わるよりも良い選択肢だとカーニー総裁は信じているようです。

参考CoinPost

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