<7月8日こよりが注目する仮想通貨ニュース>

仮想通貨を使った取引を免税措置とする草案を公開

シンガポール内国歳入庁(IRAS)は5日、日本の消費税制度にあたる「物品・サービス税(GST)」で仮想通貨を使った取引を免税措置とする草案を公開しました。

草案では決済手段として使われる仮想通貨を「デジタル・ペイメント・トークン」と定義することでビットコインなどによる取引の消費税を免除されます。

草案ではデジタルペイメントトークンの例としてビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、ダッシュ(DASH)、モネロ(XMR)、リップル(XRP)、ジーキャッシュ(ZEC)を挙げています。

法案が通貨すれば、2020年1月から施行される予定です。

こより
シンガポールは先進的だね!日本も見習ってほし良いところ..良い事例となればいいね!

参考コインテレグラフ

仮想通貨に理解を示すラガルド氏が次期ECB総裁に指名

7月2日、欧州連合(EU)は欧州中央銀行(ECB)の次期総裁に、国際通貨基金(IMF)のクリスティーヌ・ラガルド専務理事を指名しました。

10月末で任期を終えるドラギECB総裁とは対照的に、8年間のIMF在職中に仮想通貨やブロックチェーンに対する数々の肯定的な発言を繰り返し行ってきた経緯から、仮想通貨業界ではラガルド氏に期待する声が高まっているようです。ラガルド氏の仮想通貨に対する主な発言には次のようなものがあります。

2017年:金融テクノロジーによる大きな破壊が起こりつつある。各国政府は仮想通貨を無視するべきではない。

2018年:ドットコム時代から生まれた技術が私たちの生活を変えたように、生き残った仮装資産は私たちの貯蓄や投資、支払い手段にに大きな影響を与える可能性がある。世界のキャッシュレス化に向けた流れが加速化していく中で、仮想通貨は少なくとも検討に値する。

2019年:分散台帳技術を駆使した仮想通貨やデジタルアセットは銀行などの既存の金融システムを揺るがす「破壊的改革者」だ。規制当局や中央銀行総裁から「商業銀行のビジネスモデルを変えていくことはいいことだ」との声が聞かれることは、大変興味深い。

このように、折々で仮想通貨への支持を表明してきているラガルド氏ですが、その一方で国際金融並びに為替の安定化を目的とするIMFのトップとして、バランスのとれた規制整備の重要性については、一歩も譲らない姿勢を明らかにしています。

「破壊的改革者」であるブロックチェーン技術や仮想通貨の利点を認めながらも、「必要な安定性を失うほどシステムを大きく揺さぶるような技術革新は望まない」と述べています。

仮想通貨肯定派のラガルド氏の次期ECB総裁指名と時期を同じくして、ブロックチェーン技術や仮想通貨が、もはや金融の主流機関も無視できない存在になってきているように思います。

参考CoinPost

リップル社出資「XRPバンキングアプリ」を公開

リップル社投資部門が出資するスタートアップXRPL Labs社の創設者Wietse Wind氏が、自身のツイッターで現在開発中のXRPバンキングアプリのUI(ユーザーインターフェース)を公開しました

XRPL Labs社はXRPコミュニティの3人の開発者(Wietse氏、Tristan氏、Ali氏)によって昨年10月に設立された、リップル社の投資を受けXRP向けのバンキングアプリを開発するスタートアップです

リップル(XRP)を使った投げ銭サービス「XRP Tip Bot」などを開発した過去を持ちます。

開発中のアプリケーションはXummと呼ばれ、ユーザーはアプリ上で金融機関との接続なしにユーロ、米ドル、XRPやその他通貨を保有可能。

ポイントはこれが単なるウォレットアプリではなく、「バンキングアプリ」であるという点です。すなわち、ユーザーが持つ一般的な銀行口座と接続する必要がなく、このアプリ自体が銀行口座になります

従来型のウォレットでは、仮想通貨取引所や銀行口座からウォレットに間接的に預金するという形で資産を移動するというスキームが一般的でした。一方で同アプリの場合はその必要がありません。

今回公開されたアプリのUI(画像参照)には、XRPの送金・着金機能、取引履歴、メッセージ送受信機能などを確認可能です。

同氏は、先月末にオランダ・アムステルダム開催されたコミュニティイベントにて、「このアプリは、銀行界とデジタル資産の橋渡しとして設計されている」と述べ、さらに今回のデザインについて以下のように想いを語っています。

(このアプリは、)技術オタク(geek)のためのものではない。(…)我々は、自分の母親でも使える、さらには使いたいと思うアプリを作っているのだ。

さらに同氏は、「来週(日本時間で今週)には、『面白い打ち合わせ』がある。非常に楽しみだ」と述べ、銀行業を営むためのライセンス取得に向けた打ち合わせの存在を示唆しています

Xummは今後、事業者向けのプラットフォームやAPIが開発される予定です。

参考CoinPost

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