<11月14日こよりが注目する仮想通貨ニュース>

CanaanIPOの詳細

米ナスダックへの新規株式上場(IPO)を申請したCanaanはSECの承認を得て、11月20日の上場を確定しました。

初の仮想通貨マイニング企業による米株市場への上場が決まったことになります。これはRenaissance Capitalの報告で判明したものです。

Bitmain社とも関係がある中国大手マイナーのCanaanは当該IPOにおける価格レンジを公開し、「9〜11ドル」と設定。IPOを通じた資金調達額は当初の4億ドル資産より少なくなる計算で、1億ドルになります。

同社は19年上半期における世界のマイニングマシンの市場シェアで23.3%を有しています。

また、今回IPOを実施するCanaanの他に、Bitmainを含め中国系の仮想通貨・ブロックチェーン企業で、米IPOの申請事例は増加傾向にあります。

参考CoinPost

大手仮想通貨取引所Poloniex、「アジア・太平洋地域」向けの取引所をオープン

仮想通貨取引所Poloniexは、アジア・パシフィック地域向けの新取引所「Pwang.com」をオープンしました。

60以上の銘柄と、BTC・USDC・USDT・ETH建ての取引ペアを取り扱っているほか、証拠金取引も提供。銀行のキャッシュカードによる入金も可能となっています。

かつて隆盛を誇ったPoloniexでしたが、11月1日より米国在住ユーザーへのサービスを停止。同社は当時、「新たな機能やサービスを以って、世界中の投資家のニーズを満たすことに焦点を当てる」ことを目標に掲げていました。

今回のPwang.comのオープンとともに、中国ユーザーを主要マーケット対象として中華圏最大の「Weibo」SNSの公式アカウントも開設。一連の動きには、トロン財団CEOのJustin Sun氏が関わっているとされています。

米大手仮想通貨関連企業Circleの子会社だったPoloniexは、Sun氏が率いる投資ファンドの出資を受け、事実上買収されましたが、トロン財団から独立した運営体制になるという。Sun氏は先日、出資と買収について認めました。

豊富な種類のアルトコインを取り扱うPoloniexがアジア・パシフィック地域に進出したことによって、APAC地域からのマネーフローが期待されます。

参考CoinPost

英旅行会社、ビットコインなど仮想通貨で航空券の予約可能に

英国拠点の旅行会社のオルタナティブ・エアラインズは、スイス拠点のデジタル決済ユートラストと連携し、仮想通貨での支払いを受け付けると、11月13日に発表しました。ビットコイン(BTC)などで航空券の予約ができるようになるようです。

ビットコイン(BTC)の他、イーサリアム(ETH)、ダッシュ、デジバイト(DGB)、ユートラストのネイティブトークンUTKでの支払いの受付を予定。

今回の提携で、クロスボーダー(国境をまたぐ)のトランザクションが即座にでき、買い手の保護、仮想通貨と法定通貨の決済が可能となります。オルタナティブ・エアラインズのウェブサイトでは航空会社650社超の航空券を扱っています。ヌノ・コレイアCEOは以下のように発言。

「商用でもプライベートでも、航空旅行は消費者にとって、何カ月も前からお金を貯めて準備をする高額なものだ。高額チケットに関しては、消費者が予約する際に保護されるべきなのは当然。ユートラストはオルタナティブ・エアラインの顧客に、仮想通貨決済によって高いセキュリティと利便性を提供し、処理費用を削減し、世界のオンライン決済にさらに高い透明性と信頼性をもたらす」

ユートラストは今年8月には、ポルトガルのサッカークラブチームSLベンフィカと提携。同チームの物品やチケットの仮想通貨決済を提供すると発表しています。

また、先月には、仮想通貨ATMを手掛けるビットストップがマイアミ国際空港にビットコインATM設置を発表。同社は、「利便性とセキュリティの観点から、現金ではなくビットコインで旅行したいという需要は増えている」と指摘していました。

参考コインテレグラフ

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