2018年1月5日、突如として現れた仮想通貨アイドル『仮想通貨少女』。結成の告知ツイートは瞬く間に拡散され、仮想通貨業界、アイドル業界で大きな話題になりましたね。

ネット上では「スキャムかと思った」「法定通貨少女との全面戦争不可避」「グループの運営は中央集権じゃないのか?」「やっぱり日本人はクレイジーだ」など、さまざまなリアクションが見られました。

仮想通貨とアイドル。なぜこの2つが出会ってしまったのか?そして、これから何が起こるのか?読者のみなさんのために解説します!

ライブアイドル(インディーズアイドル、地下アイドル)とは

まず最初に、現在のアイドルシーンについて説明します。

大きく分けると、AKB48、ももいろクローバーZ、モーニング娘。など、誰もが知っているメジャーなアイドルと、それ以外のライブアイドル、インディーズアイドル、地下アイドルなどと呼ばれるアイドルの2つの集団があります。

地上波テレビなどではなく、ライブを中心に活動するという意味のライブアイドル。メジャーに対してのインディーズアイドル。アイドルブーム初期に盛り上がっていたライブハウスが地下にあったことを語源とする地下アイドル。(メジャー=地上に対するマイナー=地下という意味合いで使われることもあります)

それぞれ意味は違いますが、おおむね同じ集団を指して使われることが多いです。ここではライブアイドルという言葉を使います。

ライブアイドルの数は年々増加しており、今では数千とも数万とも言われています。仮想通貨みたいですね。そして、これだけ数が増えるとそれぞれのグループの個性づけが非常に大事。○○アイドル、○○グループといった属性を付与することで、他のグループと差別化する手法というのが、1つのトレンドになっている部分があります。

野球アイドル、釣りアイドル、鉄道アイドル、サバゲーアイドル、RPGアイドル……ここでは書ききれないくらい、多種多様な属性を持ったアイドルグループが存在します。そんな中で生まれた仮想通貨アイドルが、仮想通貨少女というわけです。昨今の仮想通貨業界の加熱っぷりを考えれば、仮想通貨少女の誕生は必然だったと言えるでしょう。

ハードフォーク元の星座百景について

仮想通貨少女は全くのゼロから生まれたグループではなく、元々活動していたアイドルグループ『星座百景』からのハードフォークで生まれたグループです。

『星座百景』は、12チーム総勢100人を目指すアイドルグループ。メンバーには黄金、白銀、青銅、研究生の4つの地位がある……うん。聖闘士星矢ですね。

星座百景は、メンバーがグレートムタ風メイクをしてみたり、獣神サンダーライガーのマスクを被ったり、グループ内でのパフォーマンスバトルを『IWGP』と名付けたり、プロレスへのリスペクトを前面に押し出しています。優勝者に与えられるチャンピオンベルトが星座百景ブラックと名乗る謎の軍団に盗難されたりと、筋書きも完璧。

星座百景も仮想通貨少女と同様、覆面を着用することがありますが、これは使い回しではないとのこと。しかもプロレスラーのマスクを作っている方に特注で依頼したもの。力の入れどころ、最高じゃないですか?

仮想通貨少女のメンバーと属性、デビュー曲『月と仮想通貨と私』

星座百景から選抜されたメンバー8人が、仮想通貨少女の初期メンバー。時価総額上位の銘柄を中心に、メンバーそれぞれが属性を持っています。

初期メンバーは、リーダーの成瀬らら(ビットコインキャッシュ:BCH)、白浜妃奈乃(ビットコイン:BTC)、天羽あみ(イーサリアム:ETH)、南鈴々華(ネオ:NEO)、愛須もも(モナ:MONA)、松沢果菜子(カルダノ:ADA)、上川湖遥(ネム:XEM)、香月ひなた(リップル:XRP)。

BTCではなくBCHがリーダーであることを疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。プロデューサーさんにお話を伺ったところ、これは運営のポートフォリオとは関係ないそうです。

「BTCがリーダーでは普通すぎる。BCHがリーダーであることで生まれる"なぜ?"という疑問を生み出したかった。そしてその意図は……それはいずれわかります」とのコメントをいただきました。

そもそも仮想通貨少女は、仮想通貨がただの投機の道具ではなく、素晴らしい未来を創る技術だということを広めるために活動するアイドルだと宣言しています。活動によって銘柄の価格を操作する意図はないんですね。とはいえ、給料の一部がBTC払いなので給料日の相場は気になってハラハラするとのことですが。

それでは、デビュー曲『月と仮想通貨と私』をお聴きください。

『高値で掴むと地獄だぞ イナゴ達は火傷するぜ』『月が目標 各自で持ち合ってガチホ組 驚くほどに握力がなくて退散』などの経験、みなさんもしたことあるのでは?『忘れるな!2段階認証』という言葉は胸に深く刻み込みたいですね。

仮想通貨少女はいたって"真面目なグループ"

彼女たちは、トークでも仮想通貨用語を使います。

  • 言葉を噛む=送金詰まり
  • ライブ会場=取引所
  • アイドル活動=マイニング

そして彼女たちの決めポーズである『ブロックチェーン・ポーズ』。これはみんなで支え合うこと、繋がりをあらわしているポーズです。

正直、2018年は仮想通貨決済できるライブアイドルが現れるかなーとか思ってたんですが、こんなに早く仮想通貨を軸にしたアイドルが誕生するとは思っていませんでした。しかも結成がメンバーに告げられたのは1ヶ月前くらいだそうです。すさまじい速度ですよね。

その短い準備期間で、10代、20代のアイドルが仮想通貨を本読んで必死で勉強して、「スマートコントラクト超すごい」って言ってるんですよ。見た目のインパクトに反し、彼女たちは真面目に、真摯に仮想通貨と向き合っています。今後の展開、そして仮想通貨少女の成長が楽しみです!

 

最後に。僕の推しメンはXRP担当の香月ひなたちゃんです。よろしくお願いします。

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