ビットフライヤーにLISKが上場した事について
アルトコインのLISK(リスク)がビットフライヤーに1月31日に上場しましたね。
今回の上場ですが、実は11月頃から噂が流れており、その噂が事実となる結果となりました。
ビットフライヤーの加納社長は2018年1月7日にTwitterで
一部、当社の取扱予定コインについて情報を入手したと述べる方がいらっしゃるようですが、全て虚偽と思って下さい。当社では情報を厳格に管理しています。
— 加納裕三 (Yuzo Kano) (@YuzoKano) 2018年1月7日
などと発言していましたが、実際には流れていた噂の通り、LISKがビットフライヤーに上場を果たしました。
噂が流れた経緯として、LISKの公式Twitterが2017年9月頃に日本の取引所に上場をする予定だというツイートをしており、
Max and Thomas pitched #Lisk to several exchanges in Japan. We can’t share the details just yet!#LiskAsia #Blockchain #cryptocurrency pic.twitter.com/RMlCrtlrCd
— Lisk (@LiskHQ) 2017年9月25日
これを機にほぼ断定的に「ビットフライヤーに上場するのでは?」という憶測が飛び交っていましたが、この時点ではビットフライヤーからのリリースはありません。
上場する日本の取引所がわからないのに断定的な噂が飛び交うということは、単純にビットフライヤーから上場予定の情報が流出したのではと私は考えています。
この上場リークがもたらす今後への影響とは
このリークを元に12月頃からLISKを買い続けていた方もいて、今回の上場により大きな利益を得た方も非常に多いと思います。
仮想通貨にはまだインサイダー取引に関する規制等はありませんので、このようなリーク情報をもとに投資をするだけで十分に稼ぐ事が可能になってしまいます。
しかし、私が今後懸念することは、このビットフライヤーのリーク情報が正しかったという結果から、風説の流布により市場操作が容易にできるようになってしまう可能性があるということです。
例えばビットフライヤーの上場はリスクだけではなくもうひとつの通貨があるなどと情報を流し、その2つめの通貨はバイナンスにある銘柄で〇〇であるという内容をあちこちに流すことで、結果として価格を上昇させることにつなげられます。
私は今回の件により、今後の情報精査の難易度が増してくると考えています。
皆さんも他人からの情報を鵜呑みにせず、まず自分で調査し考えて投資をするよう気をつけてくださいね。