テクノロジー＆スタートアップに関するブログ メディアTHE BRIDGEが主催するイベント、THE COIN。COINJINJAやCoinboard、オタクコインのTokyo Otaku Modeなど、いま注目の仮想通貨スタートアップ企業が登壇、出展します。
CoinMagazineはこたつ記事ばっかりのメディアではございません。こういったイベントはしっかり取材していきますよ。THE COINは3日間にわたり行われるイベントで、初日はキーノートとMeetup。2日目はクローズドなビジネスマッチング。3日目が出展ブースでのデモやステージ上でのピッチ、勉強会というプログラム。
今日は、1月18日（木）に永田町GRIDで行われたイベント初日の様子をお届けします。
Omise 創業者 CEO 長谷川潤氏
チケットは完売し、200人以上が詰めかけた会場。最初に、OmiseGOのOmise創業者でCEOの長谷川潤氏が登壇しました。
OmiseGOはイーサリアムベースの決済プラットフォームです。すでに金融サービスを利用している人々（バンクド）だけではなく、現在金融サービスを利用できない人々（アンバンクド）の両方がターゲット。東南アジアを中心に、新しい金融の流れを作ることが期待されている仮想通貨です。
投機材料としての話題が先行している仮想通貨界隈の現状に対し、長谷川氏は「クリプト界全体のリテラシーを、このようなイベントを通して高める必要がある」とコメント。
確かに、プロダクトの中身について深く語られる機会は少ない。というか投機以外の価値が存在する仮想通貨はまだまだ少ないのが実情です。
しかし、仮想通貨は2017年末から一気に一般層に広がりました。これからはOmiseGOのような「中身のある仮想通貨」が注目されていくフェーズに入るのかもしれません。
株式会社バンク 代表取締役兼CEO光本勇介氏
続きましてスタートアップ業界の風雲児、光本氏が登場。仮想通貨とは直接関係のない話題ながら、非常に興味深い内容でしたのでご紹介します。
光本氏は2012年にSTORES.jpを立ち上げ。1年足らずでスタートトゥデイの子会社となり、2016年にMBO（マネジメント・バイアウト。要は親会社からの独立）したのち、2017年6月28日に即時買い取りサービスCASHを公開。
CASHは「現代のデジタル質屋だ！」ってすっげー話題になりましたよね。そして同年6月29日、CASHサービス停止。ここまでとんでもないスピード感でビジネスを行ってきた光本氏でしたが、CASH利用者の増加は彼のスピード感をも上回りました。2ヶ月で1億円と見込んでいた買い取り料はなんと16時間で3億6千万円に達したというのです。
サービスを悪用しようとするユーザーのコストは、一般ユーザーではなく運営が負担。性善説に基づいたサービスであるCASHが成り立てば、これからのウェブサービスが変わる。非常にワクワクします。
Meetup食事レポート
こういったイベントの最後には、Meetupと呼ばれる交流会のようなものが開かれることが多いです。名刺交換の嵐。
Meetupでは、コミュニケーションを円滑にするため食事とお酒が提供されることもよくあります。その食事のレポートです。どこのメディアでも見たことないというか普通書かないと思うのですが、編集長からOKが出たので書きます。
コズミックキッチンさんによるオシャレなメニューは、スタートアップイベントの雰囲気とピッタリ。アルコールはビールと白ワインで提供です。
さつまいもサンドイッチは「なんじゃこりゃ……さつまいも挟む必要あるんか……」とボヤきながらもおかわりしてしまう美味しさ。ポーク＆チキンのグリルロースト ～ネギみそ甘ダレ～はビールが無限に飲めるであろうクオリティでした。ベロンベロンになってみなさまの交流を邪魔してはいけないと思い自重しましたが、こういうものを誕生日に食べたい。そしてベロンベロンになりたい。
最近健康に気を使っているので、オレンジジュースと彩り根菜のバジルサラダを多めにいただきごちそうさま。満腹で会場をあとにしました。
もしもウチのMeetupの食事はすごいぞという主催者の方いらっしゃいましたら、ご一報ください。
CoinMagazineでは、THE COIN 3日目の様子もレポートします。お楽しみに！
