Crunchbaseによると、2018年におけるべンチャーキャピタルからブロックチェーン企業への投資額は2017年の実績を超える見通しだそうです。
2017年の40%を超える
今年ICO(仮想通貨の資金調達)を実施した企業など2900社を対象にCrunchbaseが実施した調査の結果、今年の2月を過ぎた時点ですでに2017年の総額である、およそ$1000Mの40%に相当する$400Mの資金がブロックチェーン業界に出資されてることがわかりました。
ICO以外のブロックチェーン関連のスタートアップへの投資の推移を見ても、今年1月以降のビットコインや仮想通貨全体が下落したことに影響を受けることなく、増加傾向を継続しています。
なお、ブロックチェーン企業への投資額が多い国は特定の数カ国であり、特にアメリカ、イギリス、シンガポールなどが顕著です。
仮想通貨の本質は投機商品ではない
仮想通貨を知ったきっかけは「買っておけば資産が増えると聞いたから」という人が国内には多いかもしれませんが、ブロックチェーンの通貨的な側面はむしろ副次的なもので、投機商品として生み出されたものではありません。
情報社会における根幹技術として既存の常識に置きかわり、変革をもたらすこともはや既出の事例を含め明白ではありますが、テクノロジーに集まる資金の多さが改めてそのことを示した形です。