みなさま初めまして、
ついこの前まで暗号通貨とは全く関係の無いエンタメ業界で働いておりましたあべと申します。

そろそろ人生残り時間考えるとこのままの勢いで働き続けていたらやりたいことやら行きたいところに全く行けずに終わってしまうぞ、というところで起業に向けて動いていたらなぜだか暗号通貨についての記事を書くことになっています。人生読めないものです。

そんなことはさておき、こちらでは海外取引所
「Bitfinex」bitfinex.com)について、アカウントの開設方法と特徴についてご紹介していきます。

1.BITFINEXの概要

BITFINEX TOP

引用元:BITFINEX

(※17年12月25日現在では、BITFINEXは新規アカウント作成を停止されております。今後の対応は分かり次第追記予定です。

Bitfinex=ビットフィネックスとは、2012年に創設された香港のFinTech会社「iFinex」によって運営されている仮想通貨取引所です。

BTC、BCH、LTC、ETHなどのメジャーコインのほか、全23種類(17年12月現在)の通貨を取り扱っており、
現物取引(=exchange trading)、
信用取引(=margin trading、いわゆるFX取引)に加えて、
レンディング(=margin funding)を提供しているのが特色のひとつ。

特にレンディングにおいては仮想通貨のみならず、US$・EUROもウォレットに入れてレンディングさせることが可能。

レンディング自体はPOLONIEXや提携しているQUOINEX、国内取引所ではコインチェックも提供しているサービスですが、他取引所と比較すると、より安定した高利率での貸し付けが行われています。

過去2016年にハッキングにより119,756BTC(当時のレートで71億、現在なら200億近く…?!)を盗難され、BFXコインという自社債券のような仮想通貨を発行することで被害ユーザへの返金を行ってきたという歴史を持つ取引所です。

また17年12月には24時間取引高世界第3位という規模を誇る巨大な取引所ですが、USドルとペッグ(同価値を保つように設計)されるとするコイン「Tether」にまつわる疑惑も取り沙汰されるなど、噂やネタには事欠かない取引所でもあります…。

個人的にはもしGOXしたらレンディングでまわしている分が大ダメージなのですが、 それはそれで貴重な体験か、として割り切るように自分に言い聞かせて使っています(遠い目)

それではアカウントの開設から進めてみましょう。

2.BITFINEXアカウント開設・認証

アカウントの開設から取引可能になるまでは全てwebで完了することができます。
国内取引所のように書類の到着を待つ必要はないので、取引開始までは非常にスピーディに進められます。 手順としては以下に記載しますが、国内取引所と比べても特に変わった点はございません。

引用元:BITFINEX
超少額の送金&手数料でTXを混雑させて、BTCを意図的に機能不全にさせることで、
基軸通貨の逆転を謀る人たちがいるなんて陰謀論のような噂も…

①.bitfinex.comにアクセス、トップページから【OPEN ACCOUNT】をクリック。

②.ニックネーム・メールアドレス・パスワード・キャプチャの文字を入力、
再度【OPEN ACCOUNT】をクリック

③.登録したメールアドレスに確認メールが届くので、
メールを開いて【CONFIRM EMAIL ADDRESS】をクリック

開設までのステップはこれだけ…だったんですが、需要の増加とDDOS攻撃に晒されているため現在新規アカウント登録が停止されており、インビテーションコードが必要という形になっています。

以前はこうしたものは存在しなかったのですが、取得方法がまだアナウンスされておりません…。今後また受付が再開されることになると思いますので、再開された前提&既にアカウントをお持ちの方にご案内する体で進めます(汗)

ここまででBITFINEXでのアカウント登録はひとまず完了しました。
が、このままでは2段階認証といったハッキング対策が何もない、魔界村でいう真っ裸で闘いを挑むような状態です(世代がバレる)。

仮想通貨を入金する前に2段階認証の設定をして防御力=セキュリティを高めましょう。

2FA

引用元:BITFINEX

ⅰ.BITFINEXにログインした状態で最上部右にある人型のマークにカーソルを合わせ、【SECURITY】をクリック

ⅱ.【TWO-Factor Authentication】をクリック

ⅲ.使用する認証方式をクリック(Google2段階認証は一番右)

2段階認証の設定は以上です。
おそらくいきなりBITFINEXから開設するという奇特な方はいらっしゃらないと思いますが、国内取引所などで使える「AUTHY」などが対応されていません。国内取引所をお使いであれば「Google2段階認証」が最も馴染みがあると思いますので、既に使用されていればGoogleで設定していただければ問題ないかと思います。
そのほかのものは使ったことがないので、御存知の方是非教えていただけましたら幸いです(汗)

これでスマホからQRを読み取り、2段階認証を設定したらひとまず初期設定は終了です。その他ホワイトリスト設定などをされたい場合は、触りながらぜひ調べてみて下さい。

これでTrading ウォレットに入金すれば取引可能な状態となります。Tradingに関しては国内取引所での指値取引と同様に行えますので割愛。

続いて、BITFINEXの大きな魅力であるレンディングについてご紹介します。

3.LENDINGサービスについて

FUNDING PAGE

引用元:BITFINEX
トレードではなくレンディングオファーがずらっと並ぶ板。

レンディングとは、株取引で置き換えるとストックレンディング(貸株取引)とほぼ同質のサービス。信用取引をするユーザに対して、保有している仮想通貨/fiatを貸し出して利息を受け取ります。

これまでに株や為替での投資経験がない方には想像が付かないと思いますが、
株や為替、仮想通貨においては指定した値段での【売り=short】から取引をスタートすることができます。ただしその際に、【証拠金】を自分のアカウントに保証金として保持している必要があります。

たとえばBTCの信用取引を行う場合、
取引をしたい量のBTC現物を保有していなくても規定を満たす証拠金としてのBTCがあれば信用取引にエントリーが可能となります。

簡単に言うと、1BTC分の取引を行うにあたって、1BTCより現物資産が少なくても取引が出来るということであり、
『証拠金としての資産を担保にすることで取引所から信用してもらって貸し付けてもらい、実際に保有している資産額よりも多い金額で行われる取引』が信用取引です。

ユーザのメリットとしては、

1.「持っている取引以上の金額でトレードが出来る」

2.「相場下落時にも空売りによって利益を出すことが出来る」

シンプルにこの2点がメリットです。

1つめの、「持っている取引以上の金額でトレードが出来る」は文字通りですね。
ただし、損失の金額によって取引所から追加保証金=『追証』が発生することがあります。
国内の取引所では、BTCでの信用取引を行う際にユーザのETHやMONA、日本円などその他保有資産も証拠金として設定できることもあります。取引所によって、追証あり or 追証無し強制ロスカットなどルールが違いますので調べておきましょう。

2つめの「相場下落時にも空売りによって利益を出すことが出来る」という点については、FXユーザはレンディングユーザから空売りするためのBTCを借り受けて、信用取引を実行する、というものです。
要は買ったものの価格が上がったときに利益が出るというものではなく、
「売り」から取引をスタートさせて、該当仮想通貨の価格が下がったところで買い戻せば利益が出る!
という取引です。

たとえば以下のようなケースが該当します。(あくまで一例)

・20XX年1月1日
レートは『1BTC=200万円』、チャートなどから価格の下落を予想。(ウォレット保有資産は証拠金率を満たしている前提)
 ↓
1BTCを取引所 or レンディングユーザから日利0.05% / 期間2日間という設定で借りて信用取引を実行。
1BTC=200万円での5BTC分の売り注文を出して約定、
1BTC=190万円に指値で5BTC分の買い注文を設定する。
 ↓
・20XX年1月3日(2日後)
1BTC=190万円に下落、指値注文が執行されて約定。
 ↓
☆200万×5=1000万円で売って、190万×5=950万円で買い戻したので粗利=50万円。

レンディングユーザは、1BTC×日利0.05%×2=0.1BTCを利息として受け取る。

信用取引ユーザは、粗利50万円ー利息0.1BTC(19万円)=31万円が利益

単純化するために複利計算も入れてませんし、実際は手数料があったりもっとレートも複雑ですが、ものすごく簡略化するとFXとレンディングユーザの関係性は以上のようなものになります。
なお空売りからのパターンで書いてますが、
買い=longからの場合はBTC/JPYであれば単純にJPYを借りてBTCを買う、
ETH/BTCであればBTCを借りてETHを買う、というごくごく当たり前の流れです。

上記のとおり、

レンディングユーザはFXユーザに自分の現物資産を貸し付け、
規定の日数後にFXユーザから貸し付け金額+利息を含めた金額を受け取る。

という図式がレンディングサービスの基本的な形です。

4.LENDING BOTについて

COINLEND TOP

引用元:COINLEND
日本の預金金利とは雲泥の差…

BITFINEXでのレンディングはもちろんBITFINEX上で手動で行うこともできますが、
botサービスを使うと設定さえしてしまえばほぼ自動化出来るので、botを活用することをおすすめします。というか、僕自身BITFINEX上ではなくbotサービスからAPI連携という形でしか触っておりません。
(※APIって?という方はレンディングには触れない方がいいかもしれません…。ざっくり言うと、外部のbotやアプリに設定に基づいた許可を与えて機能を共有=操作出来るようにするものです)

レンディングにあたって、まずBITFINEXのウォレットへの入金と設定を先に行いましょう。

ログイン後、上部右側にある「Deposit」をクリックするとBitcoinやLitecoin、Ethereumなどの仮想通貨と、EUROにUS$、そして疑惑の(?)Tetherなどがずらっと表示されます。

ひとまずBitcoinで進めてみます。
Bitcoinをクリックすると以下のような画面になります。

引用元:BITFINEX

書かれていることは要約すると、

『数多くの少額入金手続きはウォレットのメンテナンスが大変で、ユーザの通貨引き出しや送金遅延に繋がるから避けてね、1000ドル未満の入金は以下の手数料を取るので、現在の手数料一覧を見てね。それぞれご理解いただけましたか?』

というような感じです。
以前はこのような説明はなかったのですが、ウォレットへの負荷やトランザクション増大による送金遅延といった問題によって、こうした注意と設定が出来たようです。

下部のボックスにそれぞれチェックを入れたら緑のContinueボタンをクリックして続けます。

引用元:BITFINEX

ウォレットアドレスを生成する画面に来ました。
表示されているウォレットは以下の通りです。

【Exchange Wallet】=通常の仮想通貨トレード用のウォレット

【Margin Wallet】=信用取引(FX)用のウォレット

【Funding Wallet】=レンディング用のウォレット

【Click to generate address】をクリックするとそれぞれのウォレットアドレスが生成されますので、
必要なところをクリックしましょう。注意書きは3承認が必要だから30分かそれ以上かかるときもあります、という感じです。

レンディングであればFunding Walletのアドレスを生成し、国内など他の取引所から入金します。
なかなか届かない時もありますが、気長に待ちましょうw

アドレスが生成されたら、右上の人型マークから、【API】をクリック、遷移したら【Create New Key】を開いて、
外部botにどこまでの連携を許可するかの設定を行います。

引用元:BITFINEX

上記画面と同様の設定としてください。
TradingやWithdrawにチェックを入れてしまうと、botが売り買いや送金出来る許可を得てしまうことになるので注意して下さい!

 Account History:Read
 Margin Funding:Read / Write
 Wallets:Read

上記のみチェックを入れます。
下部のLabel Your API keyは、この設定について名前を付けて保存するだけなので入れなくても大丈夫ですが、もしその他でのAPI連携を使用していて間違えたくないようであれば"Coinlend"とするとか、何かしら自分がわかる名前を入れましょう。

続いてGenerate API Keyをクリックすると、2段階認証が設定されていれば認証を求められます。
2段階認証後、アカウントに登録しているメールアドレスに確認のメールが来ますので、そのメールにある「Create API Key」をクリックしてAPIキーを生成しましょう。

引用元:BITFINEX

メールにある注意は、身に覚えがないようならアカウントを凍結してサポートにコンタクトしてください、という感じ。
CREATE API KEYをクリックするとBITFINEXに遷移して以下のような画面になります。

引用元:BITFINEX

ピンクで塗りつぶしている部分がそれぞれAPI Key とAPIの秘密鍵、そして右側にはその内容のQRコードが表示されます。

このAPI Keyと秘密鍵は外部botサービスで設定を進めるときに使用します。
ここまで来たらBITFINEX側での設定は終了です。

それではいよいよ外部bot=Coinlendの設定に入りますが、
長くなってしまいましたので別記事にてご紹介します。

あべ

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