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バイナンスが韓国で現地法人を設立
仮想通貨取引所バイナンスが韓国に進出する可能性が浮上しました。同社が、韓国の現地当局に「Binance Co.Ltd」と現地法人を設立していたことから判明。当局へ提出された文書では、バイナンスのCFOであるWei Zhou氏が新会社の共同代表を務めると記述されてると、CoinDesk Koreaが報じました。
バイナンスが韓国へ進出することは以前から噂されていたもので、バイナンスのCEOを務めるCZ氏は韓国へのサービス展開を示唆していました。
当時、同氏は以下のように語っています。
ローカルパートナーと共に設立に向け取り組んでいるが、韓国への支社の設立に関しての詳細は分かっていない。
また、CZ氏は今年の6月頃に韓国の法定通貨ウォンとペッグされたステーブルコインの発行を示唆。また、韓国にてコンプライアンス部門の求人も同時に募集を行っています。
ただ今回バイナンスが現地当局へ会社登記していたことが確認されたものの、韓国に取引所を実際に開設するか否かは未だ不明瞭なままであり、今後の動向には引き続き注視する必要がありそうです。
参考CoinPost
仮想通貨ネム(XEM)、カタパルト移行の最新情報を発表|一般ユーザーから意見も募集へ
仮想通貨ネム(NEM)の「Catapultマイグレーション委員会」がカタパルト移行にあたっての更新情報を発表しました。中でも重要な審議事項である「オプトインまたはオプトアウト」「ローンチ後のオプトイン・プロセス」「マルチシグアカウント」については、ウェブ上でフォーラムも設置され、ユーザーが意見を投稿できるようになっています。
9月15日に「マイグレーション委員会コミュニティアップデート1」が公開された後、ネムのコミュニティからは様々な意見やアイデアが提出され、特に多額の投資を行っているスーパーノード保有者がディスカッションを行いました。その結果、ネム(NEM)のチームの提案について改善が行われました。
これらはまだ、コミュニティからのフィードバックを待っている状態の推奨事項であり、内容は次の通りです。
スーパーノード保有者による推奨事項
・ネットワーク/チェーンの数
ブロックチェーンの数は新旧、二つを推奨。技術的なアップグレードを行い、カタパルト移行後も1つのチェーンに統一することを望む意見もあるが、それは不可能だと認めてもらうしかない。
・トークン名/ティッカー
トークン名は新旧、二つのトークンを持つことになる。新たな名前はまだ確定されていない。「XEM」というティッカーを残したまま、「Catapult」を使うことを好む声が多い。
・データ移行
XEMの残高、マルチシグ・コンフィグ、ルートネームスペースを移行する。移行方法は3つあるが、投票で最も良いアプローチとして選ばれたのはトークンアロケーションオプトインだった。
・トークン供給
90億NIS1に対して、90億カタパルトを供給で変更なし。トークン割り当て率は、1 NIS1対1カタパルト。
・新ネットワーク起動について
方法としては、トークン・アロケーションを推奨する。現行のXEMを保持したまま、同量のカタパルト・トークンを受け取る。これに関しては、既存のNEMブロックチェーンであるNIS1上のトークンは消失せず、トークンを拒絶する権利が付与されないフル・スナップショットは行わないことを推奨。
以上のように、カタパルトは既存のネットワークとは異なる、新たなブロックチェーンとしてローンチされることが確認できます。
参考CoinPost
マネーグラム、リップル社との提携拡大を表明 実利用結果受け
XRPソリューション「ODL」を採用するMoneyGramが、リップル社とのパートナシップの拡大を計画。昨日公開された第3四半期の事業成績を示した文書で明らかとなりました。実利用の結果を受け、運用効率が大きく向上したことがその理由にあるとのこと。
MoneyGramはブロックチェーン技術を最初に取り入れた資金移動業者であり、初期からリップル社と提携を結んでいます。
そうした成果が実り、イノベーションは急速に進んでいると語り、同社全体のオンライン取引の成長率は前年比から約20%増となり、米国を除いた場合は約30%の増加を見せました。
同報告書によれば、特に米国以外の地域でパフォーマンス及びリターンの成長率は堅調であり、リップル技術の導入により、運用の効率性向上の達成で、成功していることを明かしています。
MoneyGramのCEOを務めるAlex Holmes氏は、以下のように語っています。
我々は利便性の向上や国際間デジタル送金、リップルとの戦略的提携を通したイノベーションに注力しており、それが第3四半期の結果に反映されている。
同社は長期的ビジョンに「グローバルでのリアルタイム決済」を掲げており、その目標達成に向けリップル社とのさらなる提携拡大を試みています。
現在、MoneyGramは毎日24時間送金を実行するために、リップル社製品と並行して旧来のスタンダードな送金技術を利用。一方で、メキシコへの送金需要を満たすためにODL(旧xRapid)が積極的に活用されています。
そして第4四半期以降はリップル社との提携拡大を掲げ、新たな送金回廊の拡大、ODLとリップルネットのさらなるペイメントサービスの推進を行う意向が示されました。
参考CoinPost