[10月8日こよりが注目する仮想通貨ニュース]

上場手数料を全額寄付

仮想通貨取引所最大手のバイナンスは上場手数料に関するポリシー変更について公式サイトにて発表しました。

すべての上場費用を公開することで、上場手数料に透明性を持たせた上で、手数料として集めた100%の資金を慈善のために寄付するとしています。

通常、仮想通貨(プロジェクト)側は上場手数料を支払い、取引所に通貨を上場させることで流通量が増えるというメリットがあり、取引所側は上場手数料をもらうことで運営資金に充てることが出来るというwin-winの関係があります。

しかし今回バインナンスが発表したのは、仮想通貨(プロジェクト)側が支払う上場手数料をすべて慈善のために寄付するという趣旨のものです。

プロジェクトチームは、いくらか上場手数料を提示する必要があるとしているが、バイナンス側は上場手数料などの最低価格を設定することはなく、あくまでも金額の設定はプロジェクト側が行うとしています。

なお、バイナンスは今後この上場手数料を寄付金と呼ぶ予定とのこと。

初の個人向け仮想通貨保険サービスが開始

初のオンライン保険サービス「CryptoIns」のサービスが開始されました。

仮想通貨市場において、仮想通貨取引所の個人アカウントやウォレットの個人アカウントを対象とした保険サービスは今まで存在していないので、これが初めてのサービスとなります。

CryptoInsは仮想通貨取引所やウォレットなど個人アカウントの仮想通貨資産を保険対象としており、ハッキング被害に対しても全額が保障され、ハッカーによる攻撃や悪意のある行為によって完全に取引所がダウンした場合にも保険が適用されるとのこと。

このサービスを提供するのは、スイスの保険仲介業者Aspis SAです。

同企業はビットコインとイーサリアム両方の通貨での保険サービス提供に対応し、保険事案に関連する支払いは、保障されているアカウント総資産に対して総計算し、それに基づいてビットコインで行われます。

現在28の取引所とウォレットでサービス利用可能となっており、バイナンスやビットフィネックス、ビットレックス、ポロニエックス、マイイーサウォレット(MEW)などに対応しています。

標準の保険適用期間は90日となっており、拡張オプションには365日もある模様。

日本の取引所でもハッキング被害が実際に起っているので、日本における保険サービス需要は決して少なくないと思います。

仮想通貨業界初 フォーブス米長者番付にリップル共同創業者

フォーブスが米国で最も裕福な400人をランク付けする「フォーブス400」の2018年版に、リップルの共同創業者クリス・ラーセン氏がランクインしました。仮想通貨業界の出身者がこの番付にランクインするのは初めての快挙です。

ラーセン氏は383位で保有資産は21億ドル(約2400億円)と試算されています。1位はアマゾンのジェフ・ベゾスCEOで保有資産は1600億ドル。24年連続首位を守ってきたビル・ゲイツ氏の保有資産は970億ドルで2位に転落したことが話題になりました。

なおラーセン氏は、フォーブスが今年3月に出した「世界の仮想通貨長者ランキング」ではトップに立っています。その当時の資産は75~80億ドルと試算されており、もしこの規模が保たれていたら、今回は60位代にランクインしていたことになります。

今後、仮想通貨市場が拡大するにつれて仮想通貨業界出身者のランクインする数が多くなっていくだろうと予想されます。

良くも悪くも「フォーブス400」にランクインするということは、仮想通貨業界への注目度UPに繋がると思うので、ぜひ仮想通貨業界出身者のランクインは増えていって欲しいですね。

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