こんにちは。いぬゆなです。

みなさん、貧乏は嫌いですよね。でも貧乏に清潔さをくっつけた清貧って言葉には、なんとなくカッコよさとか気高さを感じる方も多いのではないでしょうか。

清貧というのは、欲望を捨て正しい行いをするゆえに貧しい暮らしをするという意味。とても素晴らしい言葉だと思います。しかし、日本において清貧の思想は間違った方向に浸透していませんか? 日本人の根底に、お金そのものが悪だという価値観が根付いていると感じます。

お金というのはモノやサービスと交換できる便利な道具で、それ自体は汚いものではありません。仮想通貨の登場によって、この価値観が覆されるのではないかと僕は思っています。

夢を追う若者に蔓延していた、誤った清貧思想

自分語りをさせてください。僕、数年前までプロ志向のバンドを組んでいました。プロ志向って言葉がもう恥ずかしいんですけど、結構頑張ってたんです。

邦楽ファンなら間違いなく知ってるバンドが所属してる事務所と契約して、さあCD作ろうか? って話が出てきたところでそれまでごまかしていた問題が表面化。バンドはポシャってしまいました。

問題っていうのはいろいろとあったんですが、根本的にはやっぱりお金のこと。バンドってとにかく金かかるんですよ。楽器は何十万、エフェクターとかは数万のが何個も必要で、ピックやスティックなどの消耗品、リハーサルスタジオのレンタル代、ライブ費用(無名のバンドの場合、ライブハウスに数万円の費用を支払うことが多いんです)……

それだけ支出があるのに、予定を合わせやすくするために全員アルバイト。貯金なんてできるはずもない。そういう状況では、精神的にも安定しない。生活も不規則になる。練習に集中できないし、いい曲が書けるわけもない。

周りのバンドと一緒に酒飲みながら「俺たち貧乏だけど頑張ってるし、いつか報われるよな!」なんて言いながら、報われる可能性が非常に低い道を歩んでいたわけです。むしろ、お金がないことを誇るような風潮さえありました。苦しい環境こそが自分たちを高めると思っていた、いや、思い込もうとしていたんですね。この風潮は少しずつ変化してきてはいますが、まだまだ根深いと感じます。

本当の意味でお金と向き合えていなかった

僕はどちらかというと、バンドの中でもお金のことを考えるポジションにいました。どのようなグッズを何個作るべきか、ライブのチケットをたくさん売るにはどうしたらいいか、CDを出す日に向けて、今からどんな広報活動をしていくべきか……こういうことを常に考えているバンドマンって、異端扱いされます。何を金の話なんてしてんのよ、とにかく練習しろ、いい曲書け、と。

そんな僕でさえ、やっぱりお金のことをきちんと考えられてはいなかったんです。生活を安定させながらバンドに注力したほうが、絶対に良いものを作れるとわかっていたのに、そうしなかったんですから。貧乏な自分に酔っていたのかもしれません。

無名なバンドマンや役者の卵、駆け出しの漫画家等の「夢追い人」を中心に蔓延する、お金があったほうがいいのに、お金がないことを甘んじて受け入れたり、それを誇るような風潮。これは誤った清貧思想だと僕は考えます。

仮想通貨がお金儲けの話をカジュアルにする


さて、僕は仮想通貨こそが、日本にはびこる誤った清貧思想を破壊するキッカケになるのではないかと思っています。

いままで投資などしたことがなかった人たちが、ずーっとお金の話してるんですよ。仮想通貨にどっぷり浸かっている方はもう慣れてしまったかもしれませんが、これってものすごいことじゃないですか?

自分のお金をどのタイミングで投入し、どのタイミングで引き上げて、結果どのくらい増えるのか、または減るのか。リスクとリターンを真剣に考える。仮想通貨投資によって、生まれてはじめてきちんとお金に向き合ったという方も少なくないのでは? と思います。

そして、お金に対する自分の考えをSNSなどでカジュアルに発信し、他の人たちと議論し、盛り上がっている。素晴らしいことではないでしょうか。お金の話にフタをして、ごまかしながら生きていくよりもよっぽど健康的です。

 

お金があれば幸せになれるわけではない。でも、お金がないことで困ることはたくさんある。

仮想通貨が、日本人のお金に対する価値観を変えるきっかけになると、僕は信じています。

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