マネックス、株主優待でBTCを進呈
コインチェックの親会社マネックスグループは、2019年度中間期の株主優待として、2019年9月30日基準の株主に対し、仮想通貨(暗号資産)ビットコイン(以下、「仮想通 貨BTC」)を進呈することを決定したことを発表しました。
今般、仮想通貨取引における資産形成の期待の高まりに応えて、当社子会社であるコインチェック株式会社が提供するコインチェック口座を保有する顧客を対象として500円相当の仮想通貨ビットコイン(BTC)を進呈することがわかりました。
これまでは、マネックス証券口座にマネックスグループの株式を預ける株主を対象に、マネックスポイントを付与していました。
保有株式数に応じて優待のグレードが上がる通常の株主優待と異なり、保有株式数に係わらず一律で付与されます。付与の時期は、2020年4月上旬予定。
40-50代の中高年を中心とするマネックス証券の利用者層と20-30代若年層を中心としたコインチェックの利用者層は異なるため、ビットコイン(BTC)への関心を高めるキッカケの一つとして相乗効果を狙った施策だと思われます。
今年4月、マネックス証券の新社長に就任した清明祐子氏は、「第二の創業」の新機軸として、クリプトアセット(暗号資産)事業を据えており、マネックスグループとコインチェックの結びつきを一層強化する方針を示したほか、コインチェックとの連携により、マネックス証券でビットコインをはじめとする仮想通貨を販売。また、同時にコインチェックの顧客へも、マネックス証券の商品を紹介するなどの案にも言及。
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バイナンス、仮想通貨関連企業初のISO情報セキュリティ規格の認証を取得
#Binance has received ISO27001 accreditation, certified by the DNV & UKAS, two world-renowned international accreditation bodies.
We are proud to be among the first global crypto-asset platforms to receive ISO27001 accreditation, & the first certified by the DNV & UKAS. #SAFU pic.twitter.com/DOgo8zXBen
— Binance (@binance) 2019年9月24日
世界最大級の仮想通貨取引所バイナンスは24日、世界的に認められた情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格である「ISO27001」の認証を取得したと発表しました。
今回の認証は、世界最大の認定機関であるDNVと英国政府が承認した唯一の国家認定機関であるUKAS(英国認証機関認定審議会)に監査および認定されています。バイナンスによれば、DNVとUKASによって検証され、ISO27001の認証を取得したのは、仮想通貨関連企業としては初とのこと。
認証取得についてバイナンスCEOのChangpeng Zhaoは以下のように述べています。
セキュリティ面の課題は、常にバイナンスおよび利用者の最優先事項であり、セキュリティ管理がDNVとUKASによって認証されたことを光栄に思う。
ISO認定を取得することは、業界とコミュニティに対するセキュリティに関する取り組みの重要なものの1つだ。私たちは引き続き投資を進め、サイバーセキュリティの改善に努める。
ISO27001は、情報セキュリティマネジメントシステムの確立・実施・維持・継続的な改善、また情報セキュリティのリスクアセスメントおよびリスク対応を実現するための国際規格です。認証取得のために業務量やコストが増加することとなるが、その分ユーザーからの信頼性は高まることとなりそうです。
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ドイツ初、独銀行法に準拠した分散型取引所(DEX)が取引開始
ドイツ初となる、ドイツ銀行法(Kreditwesengesetz)に準拠した分散型取引所(DEX)にて、取引が開始されました。
ドイツで2番目に大きい証券取引所の運営会社Boerse Stuttgart Groupが、ドイツ銀行法12条2項に準拠した分散型取引所(DEX)、Boerse Stuttgart Digital Exchange(BSDEX)の取引を開始。
現時点では、ドイツ国内の選ばれた利用者のみに、BTC/EUROのペアの取引が可能となっており、今後徐々に一般投資家と機関投資家に利用を解放していくとのこと。
Boerse Stuttgart Groupは、子会社が本年1月にクリプトトレーディングのアプリを発表するなど、仲介者や複雑な決済手続きを無くし、金融市場でのデジタルトランスフォーメーション(「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という概念)を推し進めようとしています。
投資家はBSDEXにアクセスし、ブローカーの仲介なく24時間365日取引可能。現時点では成行、指値注文が可能となっており、手数料は無料ですが、今後は成行、指値別の手数料が掛かかります。また注文状況、マーケット状況は閲覧能となっており、今後は様々なサービスを展開していく予定とのこと。
BSDEXの技術的運営会社であるBoerse Stuttgart Digital Exchange GmbHのCEO,Dr Dirk Sturzは、「仮想通貨市場は何十億ドルもの価値があり、ブロックチェーンに基づくデジタル資産が今後も出てくる事が見込まれます。私共の目標はこれらのデジタル資産が取引されるヨーロッパを代表する市場を作る事である」と述べました。
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