イギリスロンドンのモスクがラマダン期間中に仮想通貨による喜捨を受け付けることを発表しました。モスクの修繕費用を集めるためにより手軽な手段である仮想通貨を活用するとのことです。
仮想通貨で喜捨
イギリスロンドンのモスク(イスラム教の礼拝堂)がラマダン期間中に仮想通貨による喜捨を受け付けることがロイター通信で報じられました。
イスラム教では経済的余裕があるものはラマダン期間中に富の2.5%を喜捨(自ら進んで寄付)することが義務付けられています。
このモスクは東ロンドンのドーストンにあるシャックルウェルレーン・モスクで、『仮想通貨を使えば、教徒はクリックひとつで募金口座へ喜捨ができるし、モスク側は世界中から寄付を受けることができる。』と仮想通貨で喜捨を募ることのメリットを述べています。
集まった喜捨はラマダンの修繕に使うとのことです。
ビットコインに対し、イスラム教内で割れる意見
ビットコインに対して、エジプトのスンニ派イスラム教指導者のトップや何名かのイスラム教学者はビットコインはイスラム教に反しているとの主張をしており、今回の件はそれに背いている可能性があるとして物議をかもしています。
これについてモスク側は『まずいのは取引することであり、我々は受け取るだけだ。』として、問題はないと主張しています。
イスラム教は世界の人口の1/4を占めるといわれていますので、実際に喜捨に使われるようになったらとんでもない額が動くことになりそうです。