ビットコインキャッシュが11月にハードフォークを予定
ビットコインABCは、11月15日頃にビットコインキャッシュプロトコルのハードフォーク(大型アップデート)を予定していることを発表しました。
Bitcoin ABC 0.20.0へとアップデートされます。
次のアップデートで機能の向上が見込まれるのは、以下2点となります。
- シュノア署名の拡張
- トランザクションのセキュリティ向上
1つ目のシュノア署名の拡張は、OP_CHECKMULTISIGというオペコードでもシュノア署名が使用可能になるといった内容です。そのアップデートをもって、OP_CHECKMULTISIG、OP_CHECKSIG、OP_CHECKDATASIGといった3種の署名検証全てでシュノア署名が使用できるようになります。
複数人の署名(マルチシグ)による送金のデータサイズを大幅に削減できることを特徴とする、電子署名アルゴリズムの1種。ビットコインやイーサリアムも採用する電子署名アルゴリズム「ECDSA」と比較して、スケーラビリティで優位性があるとされる。
なお、ビットコインキャッシュは今年5月のアップデートで、ECDSAからシュノア署名へと電子署名アルゴリズムを変更している。
もう1つは、スクリプトにおけるMINIMALDATAの実施です。これによって、BCHネットワーク上のほとんどのトランザクションが攻撃不能になるとのこと。
以上が主なアップデート内容となりますが、現在、アップグレード機能を試用およびテストできるテストネットも利用可能になっています。
ハードフォークに伴う取引所の対応などにも今後も注目です。
参考CoinPost
バイナンスのKYC情報漏洩疑惑、一部は外部業者から流出と判明
バイナンスのKYC情報(写真、パスポートのコピー、ID)漏洩疑惑を巡る問題で、リークされた一部の情報は、KYCの画像処理を行う外部業者から流出していたものであったことが判明。
バイナンス側はすでに、被害者に対するサポートに加え、手数料割引などの優遇を受けれるVIPアカウントの付与を通じて補償対応を行なっています。
バイナンスは、リークされた画像にシステムを通じて刷り込まれた電子透かしが含まれていないことを理由に、「FUD」であるとして調査を行なっていたものの、最新の調査結果から、第三者機関から流出したことが判明。漏洩元はバイナンスではないものの、リークされた画像の一部が第三者機関によって処理された画像と一致したことで、流出対象者への対応方針を発表しました。
今回の画像流出事件発覚の発端となったのは、今月7日、匿名機能を特徴とするSNSのテレグラムで、匿名ユーザーがバイナンスのユーザーとされる人物の個人情報を拡散していたことに始まります。
同ユーザーは、自身が保有すると主張する1万人に及ぶ個人情報と引き換えに、バイナンスに対して300BTCを要求。法的機関にも通報した上で、犯人の特定および告訴に貢献したユーザーには25BTCの懸賞を提供するとも発表していました。
参考CoinPost
”仮想通貨チップ”機能 今度はレディットとVimeoで=ブレイブ
ブロックチェーン版のブラウザを手がけるブレイブは、米SNSのレディットと動画共有サービスのVimeoに仮想通貨チップ機能をつけることを発表しました。先日にはツイッターに仮想通貨チップ機能をつけると発表したばかりです。
21日のツイッターによると、レディットとVimeoの利用者は、ブレイブの独自トークンであるベーシック・アテンション・トークン(BAT)を使って好きなコンテンツにチップできるようになるとのこと。
Our desktop browser update today (0.68.131) features tipping creators on Vimeo and Reddit with BAT! Also adds the ability to select a default search engine during onboarding, and fixes various PDF issues. Download here: https://t.co/4wVWi8TElt pic.twitter.com/skRA8rTQq9
— Brave Software (@brave) 2019年8月21日
ブレイブは、ユーチューブのコンテンツ制作者に対してもチップを送れる機能を開発しているようです。
参考コインテレグラフ