警視庁捜査2課は22日、仮想通貨投資トラブルの和解金と称して金銭をだまし取ろうとした男2人を逮捕しました。手口はいわゆるオレオレ詐欺で80代の男性に対し、男性の次男を装い「横領した資金で仮想通貨投資をしたことで和解金が必要になった。」とする、うその電話をかけたとのことです。
仮想通貨オレオレ詐欺が発生
警視庁は22日、大阪府枚方市の80代男性から金をだまし取ろうとした詐欺未遂の容疑で東京都板橋区の男ら2人を逮捕しました。
2人は電話にて男性の次男を装い、「友人と仮想通貨投資をしていたら、その資金が実は横領したものだったことが発覚しトラブルになっている。和解するための資金が必要だ。」などの嘘を並べ立て現金100万円を要求する、いわゆるオレオレ詐欺を行った疑いがかかっています。
仮想通貨=金銭トラブルのイメージか
警察の調べによると2人は十数人からなる詐欺グループの一員で拠点にしていたホテルからは50万人の個人情報が掲載された名簿が押収されています。
仮想通貨を通して金銭トラブルになるケースは近年増加しているとされ、実際に北海道財務局への仮想通貨関連の相談件数は前年比7倍になっています。
こうした背景を利用し、リアリティのある架空の金銭トラブルの例として仮想通貨が引き合いに出された可能性があります。
認知度が上がるのは好ましいことかも知れませんがこうした不健全なイメージで定着しないことが望まれます。