イギリスの仮想通貨取引所HitBTCは2日、日本でのサービスを一時中止することを発表しました。日本の法律に基づいての対応であるとのことです。この発表を知らせたHitBTCのメールにフィッシング詐欺の疑いがあり、SNS上では困惑する声が多く上がっています。
日本でのサービスを一時中止
イギリスの仮想通貨取引所HitBTCは日本でのサービスを一時中止することをホームページ上で発表しました。理由は『日本の法律に基づいた判断』としています。
日本で登録されたIPアドレスや日本国内向けの他のサービスからHitBTCにアクセスしていることが確認されたアカウントが今後もサービスを利用するには、KYC登録などで日本の居住者でないことを証明する必要があるとのことです。
メールのお知らせはフィッシング詐欺?
HitBTCからはメールでもサービス中止のお知らせがありましたが、このメールに対し、SNS上ではフィッシング詐欺ではないかという疑惑が上がっています。
https://twitter.com/ns24md5/status/1002921000185446401
HitBTCのLegal informationで発表されていますので、日本でのサービス一時中止自体は事実と考えられます。
現段階ではあくまで憶測にすぎませんが、ホームページで発表された内容とメールの内容が同じであれば本物と信じ込みやすいこと、サービス一時中止という内容を見て焦って判断力が落ちた人がうっかりフィッシングリンクを踏んでしまうことを狙ってこのようなフィッシング詐欺が行われた可能性もあります。
結論として公式から日本でのサービスを一時中止するとありますので、HitBTCに資金がある人は出金したほうが良いでしょう。仮にメールが偽物であった場合、フィッシング詐欺をもくろんだ人物にメールアドレスが漏れている可能性がありますので、そのアドレスを今後使うのは避けたほうが良いかもしれません。また出金確認の際など、心当たりのあるメール以外からのリンクは踏まないようにし、取引所にアクセスする場合は必ず事前に登録したブックマークから行うことを推奨します。