ウクライナの警察署の職員が、勤務中にマイニングしていたことが発覚しました。複数人で機材を持ち寄り4か月にもわたってマイニングしており、盗電の容疑で告発されたとのことです。
4か月にわたって勤務中にマイニング
ウクライナのリウネ地方警察通信科の職員達が4か月にもわたり、職場の電力を使って勤務中に仮想通貨をマイニングしていたことが22日、368.mediaによって報じられました。
国家警察の職員が通信課の部屋に入った際、マイニング装置が設置されていることに気づき、事態が発覚した模様です。
捜査の結果、ビデオカード、マザーボード、コンピュータなどマイニングに使用されたと思われる機材が複数押収されました。
今回は悪質な盗電行為として告発されましたが、ウクライナでは仮想通貨のマイニング自体は合法です。
マイニングの電気代
何の通貨をどれだけマイニングしたのかは一切明かされていませんが、マイニングは通貨によっては大量の電力を消費します。
もっとも競争の激しいビットコインのマイニングに関しては2018年末に世界全体の0.5%の電力を消費する恐れがあるという内容の論文も出ています。
大量の消費電力からくる電気代を職場に肩代わりしてもらうことで簡単に利益を出そうとしたのだと推測されます。
マイニングは装置とPCがあれば行える上に仮想通貨に詳しくない人間ではマイニング装置がどういったものなのかわからないためマイニングしていることに気づきにくいことから、同様のケースが各国で起きている可能性は高いでしょう。