Telegramは予定していた公開ICOを中止すると発表しました。事前に行った2回のプライベートセールで目標額を集めきってしまったことが理由のようです。プライベートセールに参加した165人のなかには著名人も含まれており、ICOの注目度の高さがうかがえます。
100万ドルの資産保有、もしくは年収20万ドル
Telegramは3月までに2回行ったICOのプライベートセールで約1870億円もの資金調達に成功し、もう充分な額が調達できたとして公開ICOは行わないことを発表しました。
このプライベートセールはいわゆる大口を対象とした事前のセールで参加者の条件として『100万ドルの資産の所有者もしくは年収が20万ドル以上の者』であることが求められていました。
プライベートセールには合計で165人(1回目81人、2回目84人)が参加しています。
一人で329億円投資した方がいるとの報道も
ロシアを中心としたCIS諸国で決済サービスを提供しているQiWiの創業者セルゲイ・ソローニン氏やロシアの乳製品、乳飲料メーカー ウィム・ビル・ダン・フーズの創業者デビッド・ヤコヴァシュヴィリ氏などの著名人が参加を公表しており、注目度の高さがうかがえます。
一部報道ではロシアの大富豪として知られるロマン・アブラモビッチ氏も参加し、約329億円を投資したとされています。なおアブラモビッチ氏はこれを否定しており真偽は不明です。
調達した資金はTelegramのアプリやブロックチェーンプラットフォームの開発費などに使われる予定とのことです。