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アルゼンチンでビットコインの取引高が急増
27日に大統領選を控えるアルゼンチンでビットコインの取引高が急増しています。左派の野党候補であるアルベルト・フェルナンデス元首相の当選が濃厚。そうなれば、アルゼンチンの法定通貨ペソ下落が加速するという懸念が出ています。
コインゲッコーによると、日本時間10月27日午前11時15分までの24時間で、ペソによるビットコイン取引高は2兆7942億8085万9679ペソ。今年最高を更新。
大統領選前に市民がドルに殺到しているという報道あります。
最新の世論調査では、フェルナンデス氏の支持率は54%で、マクリ大統領の31.5%に大きく差をつけています。フェルナンデス氏が当選すれば、大衆迎合的な政策によって経済が悪化することをマーケットが懸念しているとみられています。
参考コインテレグラフ
中国ウィーチャットペイ、ブロックチェーン技術を利用か
仮想通貨取引所バイナンスのジャオ・チャンポンCEO(通称CZ)は10月25日、中国ネットサービス大手テンセントのモバイル決済サービス「ウィーチャットペイ(WeChat Pay)」の領収書データを撮影した画面写真とともに、「ウィーチャットペイは、ブロックチェーン上にレシートを記録すると発表した?」とツイートしました。CZによると、この領収書にはトランザクション(取引)履歴を確認できるブロックチェーン・エクスプローラーへのリンクが含まれているという。
CZは何を気にしているのか?
CZの今回の指摘は、バイナンスが、中国のユーザー向けにウィーチャットと中国決済大手アリペイから仮想通貨ビットコイン(BTC)を購入できるようになったと10月9日に発表したことと関係があるだろうと思われます。
しかしアリペイは、ビットコインなど仮想通貨に関する全ての決済を禁止すると10月10日に発表。OTC(店頭)取引で不法行為がないか監視していると強調しています。またウィーチャットは5月に仮想通貨取引を違法として禁止する方針を打ち出したことが報じられており、請求について何らかのブロックチェーン技術を利用しているという可能性を示す情報はありません。
ウィーチャットへの非難? 歓迎?
CZは、ブロックチェーン技術を実装しながら仮想通貨取引の禁止を発表した二面性やちぐはぐさのため、ウィーチャットを非難しているのかもしれません。あるいは、仮想通貨に対する公式な姿勢にもかかわらず、ブロックチェーン技術の採用を続けるウィーチャットを歓待しているという可能性も考えられます。
なお、CZのフォロワーによるコメントの中には、ウィーチャットとブロックチェーンネットワークの接続は、中国発の仮想通貨ヴィチェーン(VeChain)のブロックチェーン技術で強化できると指摘するものがあります。仮想通貨メディア「ニュースロジカル」によると、ゲームや決済アプリなどをダウンロードせずにウィーチャット上で動作させられる仕組み「ミニプログラム」(微信小程序)を利用し、ヴィチェーンがブロックチェーン基盤の電気自動車オーナー向け環境保護アプリを2019年1月に公開しています。
参考コインテレグラフ
ビットコインキャッシュ、ハッシュレートを正体不明マイナーが50%以上コントロール
正体不明のマイナーがビットコインキャッシュ(BCH)のハッシュレート50%以上を24時間コントロールしていたことが米SNSのレディットで話題になっています。
このマイナーは、10月24日10時~10月25日10時までの24時間、73ブロック以上をマイニングしたとのこと。「BCHにはネットワーク全体をコントロールされるなどリスクがあるのでは」という不安の声が出ています。
一方、ビットコイン(BTC)の半減期が近づくにつれて、マイナーたちはBTCからBCHへハッシュパワーを変更して実験しているのではないかという見方も。
ハッシュレートは、ブロックを作成するマイニングにおける計算力を示します。ビットコインキャッシュのハッシュパワーは、ビットコインの0.1%ほどと見られています。
また、27日未明、ビットコインキャッシュのブロック生成に3時間(通常は10分)かかったという報告もありました。
今年4月、仮想通貨取引所SBI VC トレードは、ビットコインキャッシュの上場廃止を発表。理由の1つとして「51%攻撃が実施され次に生成されるブロックの記録に不正な取引を配信する可能性が高まっており、ブロックチェーンの安全性に疑義が生じていると判断した」と述べています。
参考コインテレグラフ