ETH大型アップグレードの実装日　12月4日の週に決定｜仮想通貨ニュース【10月26日】

2019年10月27日 2019年10月26日

＜10月26日こよりが注目する仮想通貨ニュース＞

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イスタンブール起動時期決定

イーサリアムの次期大型アップグレード「イスタンブール」のメインネットでの起動について、12月4日の週を目標にすることが分かりました。

10月25日のコア開発者ミーティングで決定がなされ、その後開発者チャットルームで、ブロックチェーンプロトコルエンジニアのDanno Ferrin氏が、日付に従ってブロック番号を計算して提案しました。現在、ブロック番号9,056,000におけるメインネットアクティブ化が予定されています。

また予期せぬ問題が発生した場合は、メインネット起動は一カ月延期され、1月8日を目標日とすることでも合意がなされました。もう一度新しいクライアントを作り、全員がそのクライアントをインストールする必要があるためであり、そのためには少なくとも4週間が必要だと見積もられたかたちとなります。

前回の大型アップグレード「コンスタンティノープル」の際にも、起動48時間前に重大な脆弱性が発見されたたため、開発者達はアップグレードを一カ月遅らせたことがあります。

今回の大型アップグレード「イスタンブール」においては、以下の六項目が実装される予定です。

中でも賛否両論があるのはEIP 1884で、アプリ開発者向けのイーサリアムブロックチェーンについて、データをリコールする場合の計算コストを増大させます。同時に手数料の増加によって、DoS攻撃やスパム攻撃からイーサリアムネットワークを守る効果があるとのこと。

第13回全国人民代表大会の常務委員会の第14回会議は、”暗号法”を可決。中国CCTVが26日に報じました。中国が開発を進めるデジタル通貨開発への一歩となると見られています。

暗号法は、暗号技術のパスワードへの適用とその管理の標準化、公開鍵/秘密鍵の技術を含む暗号技術を使ったビジネスや情報セキュリティビジネスの促進を目的としています。

施行は2020年1月1日を予定。

中国情勢に詳しいプリミティブ·ベンチャーズのドビー・ワン氏は、「デジタル人民元への一歩と信じない方が難しいだろう」と述べています。

ステーブルコインのテザー（USDT）が支払い手段としての地位を確立しています。仮想通貨決済企業では、ビットコイン（BTC）やイーサ（ETH）と肩を並べる存在となりつつある。ブルームバーグが25日に報じました。

テザーは米ドルと1対1でペッグしているステーブルコインです。仮想通貨決済企業のコインペイメンツによれば、テザーの取扱高は全体の30％を占めています。1年前と比較すると30倍に拡大しています。

コインペイメンツによれば、支払い手段としてのビットコインのボリュームは昨年の80％から足元では60％近くまで減少しているとのこと。テザーはイーサを抜き、同社のシェアではビットコインに次いで第2位の地位を占めるようになっています。

ユーザーは価格変動を回避するため、ステーブルコインのテザーを選択しているようです。

クリプトペイメンツの担当者は、次のようにブルームバーグに語っています。

「事業者は、かつてはビットコインやイーサリアム、リップルの支払いを受け入れ、それをテザーに交換してボラティリティをヘッジしていた。現在はテザーで直接支払いが行われている」

またテザーは、クレジットカードによる支払いを持っていない事業者、もしくは高額のクレジットカード手数料を支払いたくない事業者の間で広く採用されているとのこと。

この記事を書いた人

はじめまして、"こより"と申します。仮想通貨に未来を感じ「わかりやすく・読みやすい」仮想通貨ブログを開始。仮想通貨を始めてみたい方 >>こよりと学ぶ仮想通貨<< では『ゼロ知識から仮想通貨を購入する方法』について詳しく説明しています。