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バイナンス 人民元建てのOTC取引サービスを開始
Last night, @Binance Launches P2P Trading, starting with China. Most of CT probably can't use it yet, but 1.4 billion people can. We will expand the service to other regions soon.
Anything that makes it easier to get #crypto.https://t.co/GX1sPK8Hql
— CZ Binance (@cz_binance) 2019年10月9日
最大級取引所バイナンスは、中国人民元(CNY)建てのOTC取引(P2P)を開始したことがわかりました。現在取り扱う通貨は、BTC・ETH・USDTとの3銘柄です。
最初に利用できるユーザーは、アンドロイド版アプリ(Version: 1.12.1)を使っている利用者かつ、最低30日以上のアカウント保有者に限られる。今後、iPhoneで使用できるiOS版や、ウェブブラウザへの対応予定もあるとのこと。
人民元建てのOTCサービスに関しては先月、中国の上海で開催されたカンファレンスで、バイナンスの共同創設者He Yi氏が明かしたものです。人民元建てのOTCサービスが、今後中国市場に注力するバイナンス事業戦略の一環になると言及。CEOのCZ氏も同サービスの開始にあたり、「全面開放はしていないが、中国を皮切りにサービス開始しており、およそ14億人がすでに利用できる。順次、他のエリアにも拡大予定だ。」とコメントしています。
「中国のマーケットにも注力する」との発言内容から、中華マネーの流入など市場活性化に繋がることが期待されます。
中国ユーザーは、銀行カード・Alipay・WeChat Payで入金することができます。
参考CoinPost
ネム(NEM)カタパルト移行で最新FAQ 新通貨の入手方法
仮想通貨NEMの「Catapultマイグレーション委員会」は、Catapultローンチに関する疑問に答えるコミュニティ向けのFAQ質問回答ページのリリースしました。この委員会は、NEM財団・ネムスタジオ・ネムベンチャーズ・テックビューロ株式会社により構成されています。
FAQは現在英語版のみの公開、本記事では新たなCatapult通貨の入手方法、取引所への上場計画などの重要点を紹介します。
XEMとCatapultトークンの関して
Catapultチェーン稼働後の既存NEMブロックチェーンの状況について、「新たなブロックチェーンと新トークンはCatapultとして誕生するが、既存のNEMブロックチェーンN1S1は継続して稼働する」と説明。
XEMの必要性に関する内容では、Catapultとは全く別ものとなるため、XEM通貨が使われなくなることはないとしています。
Catapultのネットワークでは、いわゆる「ハードフォーク」などの方法ではなく、新たなコードによる「新ネットワーク」として実行すると説明。
Catapultの入手方法に関して
Catapultの新通貨をもらうためには、ユーザーはCatapultローンチ前にアカウントを「オプトイン」にする必要があります。つまり参加する意思を表明する必要があるということ。(※自動付与ではないので注意)。
「オプロイン」の実行は、ユーザーが手動で行う必要があります。
Catapultの通貨は、いわゆる「エアドロップ」には該当せず、XEM保有者がCatapultネットワークに参加することでCatapultの通貨を入手できると説明しています。XEMと同じ発行上限が設定され、90億枚となる予定。
また、トークンスワップではないため、既存のXEMがなくなることもない。ローンチ時点の特定タイミングで行われる「スナップショット」を基準にXEMの保有量を記録、保有数に応じて1:1の比率でCatapultを分配されます。(「スナップショット」は継続的ではなく、一回に限る。)
具体的なスナップショット日程は未定とのこと。
取引所上場の予定に関して
Catapultの通貨は、XEMと異なる銘柄であるため、新規上場する形式となります。よって、規制下におかれる取引所がCatapultネットワークや新通貨をどのように取り扱うかも重要ポイントです。
カタパルトの通貨を取得する「オプトイン」については、取引所がユーザーの代わりにを行うことはないとしており、ユーザー側が自ら行う必要があります。これについては、取引所が「オプオイン」の機能をエンドユーザーに提供する可能性はあるとしています。
さらに、Catapultに対応(マイグレーション)するかは各取引所の判断に委ねられますが、ネットワーク上などのトラブルを回避するためにマイグレーションを行う可能性は高いと考えているようです。
XEMの上場継続について
Catapultの通貨が上場する代わりに、既存のXEMが上場廃止になる可能性を懸念した質問では、「出来高が大幅に減少しない限り、取引所はXEMを上場廃止にする理由がないと考えている」と説明。
XEMとCatapultの通貨が上場している場合、異なる通貨として取引することになりそうです。
どの取引所が新通貨に対応するか
新通貨への対応取引所について答えたマイグレーション委員会は、取引所コンタクトプログラムを設けており、取引所側と積極的に上場案件について話しているようです。
なお、「オプトイン」が開始しても、XEMの取引は継続できるかについては、可能であるとの回答を行なっています。
Catapult通貨の価格はXEMにペッグするのか
カタパルトの通貨の価格決定プロセスについて、ペッグという仕組みは採用せず、一つの通貨として市場の需要によって決まると説明しています。
参考CoinPost
リブラをハードフォーク? フェイスブックらに依存しない仮想通貨を開発へ
リブラをハードフォークした通貨「オープンリブラ」の立ち上げが計画されていたことがわかりました。Wirelineの共同設立者Lucas Geiger氏がDevcon5で登壇、事業計画を発表しています。
オープンリブラとは、フェイスブックなど一部の企業に頼らない、オープンな仮想通貨リブラを誕生させる計画とのことです。
Geiger氏は登壇にて、フェイスブックなどが主導で開発を進める仮想通貨リブラは、国際的に広く普及する可能性があると考えている反面、フェイスブックをはじめとする少数の企業(リブラ協会)が多くの権限を有するため、金融システムの変革へ多大な悪影響を与える懸念があると説明。その解決策として、オープンリブラを計画するとしています。
オープンリブラは、リブラがオープンソースのもとで開発されている点を利用する形でハードフォークを実行。フェイスブックに頼らないパーミッションレスな、リブラにペッグした仮想通貨の開発を行うという。
リブラにペッグするため、リブラの裏付け資産としての価値を利用するシステムとなり、少数企業の元で運営されている半中央集権的なブロックチェーンの構造の面を置き換える計画になるのではないかとの見解もあります。
開発メンバーには非営利団体や仮想通貨・ブロックチェーン業界で有名な企業も複数参加。
ツイッター上などでも、このプロジェクトへ期待感を示す声も散見され、かなりの関心を集めていることが見て取れます。
参考CoinPost