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マイナーの損益分岐点
From today's @fundstrat Bitcoin mining update...
- @BITMAINtech Antminer S9's cash and total cost of mining 1 $BTC = $7300 and $8500 (assuming $0.06 / kWh)
- Older and newer generation mining rigs are profitable with BTC at current levels pic.twitter.com/Pe7POApyp2
— Alex Kern (@AlexKernA) 2019年9月9日
米調査会社ファンドストラットが、長期の仮想通貨相場予測に影響を与えやすい、ビットコインマイニング機器におけるBTC価格の「損益分岐点」を公表しました。
最新モデルのイノシリコンT3では、1BTCの採掘コストが「5126ドル(55万円)」となっており、かなりの余裕を伺わせます。約2年前に開発され、当時普及率の高かったアントマイナーS9でも「8528ドル(91.6万円)」となっています。今回のデータでは、旧型のマシンでも、損益分岐点を上回っていることを示しています。(0.06ドル/ kWhと仮定)
マイナーの損益分岐点は以下のサイトを利用すれば簡単にわかるようになっています。参考までにどうぞ。
ビットコインの下値を支えるマイナーの採掘原価(USD)計算ツール✨
直近で反発した$9500は、マイナーの投資収益率が100%ギイギリライン(損益分岐点)。
ご参考までに🙌https://t.co/9FTrlsJuBI pic.twitter.com/Zu46Ikvv1h
— こより🥀仮想通貨歴3年目 (@vc_koyori) 2019年9月3日
参考CoinPost
仮想通貨マイニング大手Bitmain、新型マイニングマシン2種類を発売
仮想通貨マイニング大手のBITMAIN社の「Antminer17」シリーズが発売されました。
電力効率とハッシュレートを高めた「AntminerS17e」と「AntminerT17e」の価格は、それぞれ$2,784(約299,002円)、$1,665(178,821円)となり、9月9日から3日間の3回に分けてBITMAINの公式ウェブサイトで販売されます。
販売初日となる9日は両機種とも即完売するなど、需要の高さが浮き彫りになりました。
BITMAIN社は、マイニング業界で長年培った総合力と技術革新によりAntminerS17eのハッシュレートを64TH/s、電力効率を45TH/sに、AntminerT17eのハッシュレートを53TH/s、電力効率を55J/THという高性能を実現しています。また冷却効率を高めるデュアルチューブ熱拡散システム及び悪意あるサイバー攻撃を防ぐ高いセキュリティソフトウエアを搭載する事により、利用者にとってメインテナンス費用が低く、長期間運用可能なモデルが出来たとしています。
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Facebook、仮想通貨リブラの裏付け資産に「人民元」は含まれない可能性
米上院議員にFacebookが提出した一覧によって、仮想通貨リブラのバスケットに人民元が含まれない可能性が強いことが明らかになりました。
Bloombergの報道によると、Facebookは米国上院議員に対して仮想通貨リブラの裏付けになる予定の通貨の一覧を明かしました。
一覧には、米ドル、ユーロ、日本円、英ポンド、シンガポールドルが含まれていましたが、中国の人民元は除外されています。
この一覧は、バージニア州のMark Warner上院議員の懸念に応じたものです。
同議員は、中国がリブラ協会へ人民元をリブラの裏付けとして組み込むよう圧力をかけるのではないかと考え、Facebookに、リブラの通貨バスケットから人民元を除外するべきだと要請してきました。
背景には、中国の「為替操作」疑惑があります。
Mark Warner上院議員らは、中国が各国政府に、外貨準備高として人民元を積み立てるように働きかけており、人民元の国際的な安定性を強化しようと試みていると指摘しています。
その人民元には、中国政府によって操作されているという疑惑がつきまとっているため、リブラの裏付け通貨として参入することによる影響力の拡大を問題視していたとみられます。
Facebookは今回の一覧を渡した際、
「リブラの裏付け通貨として、新たにある通貨を採用するかどうかの判断は、その時の直接的、間接的な規制を含む、すべての状況に基づいて行われる」 と述べています。
「リブラ協会は、規制上の懸念に完全に対応し、その管轄区域で適切な承認を得るまで、仮想通貨リブラをどの(米国の)管轄区域でも提供しないことを理解している」と、Facebookは米国の規制要件に準拠することを宣言しました。
ただ、Mark Warner議員によって提出された質問状への回答の中でFacebookは、もし米国内で規制当局がリブラに対して完全に賛成ではない場合も、米国外でリブラを始動させる可能性も残しています。
テザーはオフショア人民元受入れ
一方、リブラとは別のステーブルコインベンチャーは、人民元を受け入れています。
米ドルのステーブルコイン「USDT」などを発行しているテザー社は、人民元の価値と固定されたCNHTを立ち上げました。 CNHTは、オンショアバージョン(CNY)ではなく、オフショア人民元(CNH)に固定されています。
このトークンは、イーサリアムのERC-20プロトコルに基づいており、当面はイーサリアムのプラットフォームでのみ利用可能となっています。 尚、中国はFacebookのリブラに対抗して、独自の仮想通貨を開発している最中であるとされています。
参考CoinPost