クジラの価格操作?
6月4日午後19時の仮想通貨相場は、全面安の展開となりました。
ビットコイン(BTC)は午前8時過ぎに1時間ほどで700ドル以上急落。現在も8000ドルを下回りました。急落の要因は分かっておりませんが、米人気SNSでは大口投資家によるビットコインの資金移動が影響したのではないかという観測が出ています。
米国の人気SNSレディットでは今回のビットコイン急落の背景にクジラ(ビットコインの大口投資家)による投げ売りがあるという指摘。短時間で巨額資金を動かしてビットコイン価格を下げることで、利益をあげたのではないかとのこと。
ー急落の20~30分前に、クジラが2万5000BTC(当時2億1500万ドル)をコインベースに移動
ー急落の1時間後、クジラが1万4000BTC(当時1億1200万ドル)をコインベースから他のウォレットに移動
ーその40分後、クジラが1万1000BTC(当時8800万ドル)をコインベースから他のウォレットに移動
このレディットユーザーは、クジラが2万5000BTCを2億1500万ドルで売った後、2億ドルで同じ2万5000BTCを買い戻したのではないかと指摘。つまりクジラが短期間で売り買いをすることで1500万ドル(約16億円)儲けたのではないかと主張しています。
参考コインテレグラフ
シカゴ・マーカンタイル取引所のビットコイン先物契約件数が過去最高に
シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)のビットコイン(BTC)先物のオープンポジションの件数が過去最高となったことを仮想通貨ニュースのコインデスクが6月3日に報じています。
米商品先物取引委員会が公開したデータによると、ビットコイン(BTC)先物のオープンポジションの件数は5月27日から6月3日の週で5190件を記録。コインデスクは、過去最高値で前週の7%増にあたるとしています。
報道では、機関投資家のビットコインへの関心が高まった兆しとみています。
先月13日には、ビットコイン先物の取引量が3万3700(16万8385BTC相当)を記録したと報じられており、CMEはまた、2019年5月の1日当たりの平均取引高が過去最高の1万4000件を記録したと明かしています。
参考コインテレグラフ
バイナンスが英ポンドペッグのステーブルコインをテスト
Hopefully we have a stable coin that remains stable.
I wonder what this will do for the value of $BNB. 🤔🙌 pic.twitter.com/F8yCR83ol7
— The Crypto King (@JBTheCryptoKing) 2019年6月3日
バイナンスが、英ポンドペッグのステーブルコインの発行を、独自ブロックチェーンであるBinance Chain上でテストしていることが明らかになりました。
あるTwitterユーザーが、最初に今回の新たなステーブルコインを発見し、それをツイート。バイナンスのCEO、CZ氏はそれに対して「まだテスト段階であり、200ポンドしか発行されていないが、着実に進んでいる」と返答。
CZ氏は、ユーロペッグのステーブルコインの発行についても言及。「マイナス金利があるので、少々複雑な心境だ」と述べています。
バイナンスは、今年1月には、英ポンドとユーロ建の法定通貨取引を提供する新たな取引所「Binance Jersey」をローンチしており、欧州の顧客獲得に向けた動きを開始したばかりです。
なお、今回発表された新たなステーブルコインの、正式なローンチ時期についてはまだ判明しておりません。今後の動向に注目です。
参考CoinPost