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Coinbase、「証拠金取引」開始か
米国の最大手仮想通貨取引所Coinbaseは、「証拠金取引」の実装を検討しているとのこと。
米仮想通貨メディアThe Blockの取材に応じたCoinbaseのビジネス部門VPを務めるEmilie Choi氏は、「証拠金取引が我々の次なる事業フェーズとなることは間違いない。特に活発的なトレーダーにとっては重要なサービスだ。」と、その可能性をほのめかしました。
しかし現在、仮想通貨取引所に関する連邦法律はなく、既存の証券取引所のように規制されていないため、規制面を重視するCoinbaseは証拠金取引の分野には携わっておりません。なおCoinbaseはNYが発行する仮想通貨の事業ライセンス「ビットライセンス」を持っているため、連邦レベルだけでなく、州における規制に準拠した新規事業を整える必要はありそうです。
Choi氏は規制準拠の面に対して、「現在米国の仮想通貨規制は曖昧で不透明であるため、対応の仕方を探っている。社内ではこの案件について話し合っている。」とも答えています。
CoinbaseのChoi氏は、CoinbaseとBinanceの最大の違いは法定通貨ペアの提供と主張しています。
参考CoinPost
Yahoo子会社の仮想通貨取引所TAOTAO、サービス開始
【営業開始のお知らせ】
仮想通貨取引所「TAOTAO」のサービスを本日より開始いたしました。
また、本日よりレバレッジ取引時に発生する建玉管理料まで無料になる「手数料すべて無料になっちゃうキャンペーン」を実施します!
詳しくはTAOTAO Webサイトでご確認ください。 https://t.co/ZaChmDn3p2— TAOTAO (@taotao_ex) 2019年5月30日
ヤフー株式会社の子会社であるZコーポレーション株式会社が出資するTaoTao株式会社の仮想通貨取引所TAOTAOがサービスを本日から開始することが発表しました。
以下の5銘柄で現物とレバレッジ取引を提供しています。(現物取引はBTCとETHのみ)
- ビットコイン
- イーサリアム
- リップル
- ライトコイン
- ビットコインキャッシュ
またサービス開始に伴い、TaoTao社は本日から当分の間「手数料すべて無料になっちゃうキャンペーン」を開催。レバレッジ取引時に発生する建玉管理料が無料になるため、通常時でも無料な口座管理料、取引手数料、入出金の手数料を含めて全ての手数料が無料となります。
楽天ウォレット、米大手の仮想通貨専門セキュリティ企業と提携
日本最大級のネット通販を提供する楽天の子会社である「楽天ウォレット」が、ブロックチェーンに特化したセキュリティ企業CipherTraceと提携を結んだことを発表しました。
楽天は連結子会社である楽天カード株式会社を通じて、仮想通貨取引所「みんなのビットコイン」株式会社の全株式を取得することを昨年8月31日に決議。仮想通貨市場に本格参入していました。また今年3月1日には「みんなのビットコイン株式会社」の商号を「楽天ウォレット株式会社」に変更し本格始動に乗り出しました。
CipherTraceとは
CipherTrace社は、仮想通貨やブロックチェーン分野に特化したフォレンジック商品や分析サービスを政府や規制当局、法執行措置、監査法人などに提供しています。アンチマネーロンダリングや犯罪対策を目的に利用。
ブロックチェーンの分析手法として、匿名性のある資金の流れに関して数百万に及ぶデータを収集し、それら大量のデータを機械学習で分析し、それら資金が正当な流れなのか、あるいは、犯罪集団などへと流れているのかをトレースしています。そのため政府機関や大手企業から重宝されている存在となります。
提携について
楽天ウォレット社のリスク管理部門責任者のキヤマ ヨシナオ氏は、今回の提携に際し、以下のようにコメントしています。
我々の取引所立ち上げに際して、CipherTrace社と提携できたことをうれしく思う。
規制コンプライアンスや資金洗浄対策は最も大切だが、CipherTraceは、それらを満たすためのツールを楽天ウォレットにもたらすと考えている。
CipherTrace社のCEO Dave Jevans氏も、今回の提携に期待感を示しています。
大手Eコマースである楽天が仮想通貨のポテンシャルを認識し、参入したことは大きな一歩だ。また業界の、市場規模や信頼の向上に大きく寄与することができた。
楽天ウォレットは顧客を第一に考えており、CipherTraceと共に、普及に向け、最高の顧客保護を提供する。適切なコンプライアンス、透明性、信頼の向上により、グローバル規模での仮想通貨市場への参入スピードの加速を望んでいる。
楽天ウォレットは、6月にサービス開始予定です。
参考CoinPost