<5月26日こよりが注目する仮想通貨ニュース>

Google Play上で2つの偽ウォレットアプリを発見

ビットコイン価格が高騰する中、ここ最近で2つの偽仮想通貨ウォレットアプリがGoogle Play上で確認されたとのこと。

1つは「Trezor Mobile Wallet」という名前の、ハードウェアウォレットTrezorを模倣したもので、もう一方は「Coin Wallet – Bitcoin、Ripple、Ethereum、Tether」という名前のものとなっています。

なお、それらの偽ウォレットは、サーバーが共通している点や、コードやインターフェースが共通している点から、同一の作成者によるものと、サイバーセキュリティ企業のESETは報告しています。

ESETによると、まず偽Trezorの詳細については次の点が明らかに。

  • Trezorの複数のセキュリティレイヤを考慮すると、Trezorユーザーに害を及ぼすことはない。
  • 2019年5月1日に、開発者名「Trezor Inc.」としてアップロード。
  • Google Playで「Trezor」を検索すると、偽のアプリが公式の次、2番目の結果として登場。

偽アプリは、違和感はない見た目となっていて判別は難しくなっています。

もう1つの偽ウォレットアプリ「Coin Wallet」については、2019年2月7日〜5月5日まで公開されており、1000人以上のユーザーがインストールしているとのこと。

この偽アプリは、ユーザーにそれぞれの通貨に対応したユニークアドレスを与えるように見せかけて、実際はアプリ作成者自身のウォレットアドレスとなっています。そこへ通貨を転送させる仕組みです。

偽ウォレットへの対策

ESETは、それら偽ウォレットへの対策として次の事柄に留意することを推奨しています。

  • 仮想通貨関連やその他金融サービスは、公式Webサイトからリンクされている場合にのみ信頼する
  • 機密情報の入力は、機密性と正当性が確実な場合にのみにする。
  • デバイスを常に最新の状態に保つ。

現在は、それらの偽ウォレットの表示はなくなっているものの、今後も類似した詐欺目的のウォレットが出てくる可能性は十分に考えられます。

偽ウォレットには注意しましょう。

参考CoinPost

米モンタナ州、ユーティリティトークンとしての仮想通貨を認める法案を可決

米国モンタナ州は、ユーティリティトークンとしての仮想通貨の存在を認めて証券の対象外とする新法案を今月可決。特定の仮想通貨が証券にあたるかどうかは米国で論争に。

新しい法律では、ユーティリティトークンの定義は、ブロックチェーンへの記録が可能で第三者なしで交換(取引)できるデジタルユニットとなっています。トークン保有者が「いかなる所有権や配当権(持分)を得ることなく」、発行者が提供する商品またはサービスにアクセスできるようにするために発行されます。

法案によると、ユーティリティトークンとしての取引は、投機・投資を目的とした利用は禁止されており、サービスやコンテンツ提供を受けることを念頭に置いた「消費が主目的」と見なされるための多くの要件を満たす必要があるとのこと。

ユーティリティトークンは州証券法から免除されていますが、トークン発行者は依然として証券取引委員会とやり取りする必要があり、そうしたトークンを販売する意図を通知しなければなりません。

この法律は7月1日に施行される予定です。

今回ユーティリティトークンを認める法案を可決したことで、モンタナ州はワイオミング州、コロラド州などの仮想通貨にフレンドリーな州に加わっった形となりました。

参考コインテレグラフ

仮想通貨モネロ、非中央集権化に向け新たなPoWを導入か

現在、匿名通貨として知られるモネロ(XMR)のコンセンサス・アルゴリズムについて、モネロ開発者らの間で、現在の「Proof of Work」から新たなPoWアルゴリズム「RandomX」へと移行する計画が持ち上がっていることが、米仮想通貨メディアコインテレグラフが入手したArweave社からの情報により明らかとなりました。

なお、Arweave社は新たなPoWのコードに対する監査に出資する企業です。

同報道によれば、現在のモネロのコンセンサス・アルゴリズム「CryptoNight」から新たなコンセンサス・アルゴリズム「RandomX」に移行する計画が持ち上がっているとしていますが、その主な理由は、これまでのモネロのASICに対する対処法にあるとのこと。

「CyrptoNight」は一般的なCPUでのマイニングに適するようデザインされたコンセンサス・アルゴリズム(Proof of Work)で、これまでモネロは半年おきに、そのアルゴリズムを見直し、ASIC耐性を備えるように逐一修正を加えてきました。

ただ、このアプローチに対して、中央集権的であるとの批判が上がったため、開発者による干渉がより少なく、なおかつASIC耐性を備えたアルゴリズムとして「RandomX」の導入が提案された格好となりました。

新たなシステムを導入することで、より一層の非中央集権化に寄与するのか否か、モネロの今後に注目です。

参考CoinPost

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