BTCは近い将来に史上最高値に達する
仮想通貨及びブロックチェーン特化型ベンチャーキャピタルDigital Currency GroupのCEOであるBarry Silbert氏が17日、有力誌Bloombergのインタビューにて、現在の市場を分析した。同氏は、ビットコイン市場が急成長し、近い将来に史上最高値(ATH)に達する可能性があると強気に述べました。
Silbert氏によると、最近見られる急激な上昇は、過去の市場よりもはるかに優れた技術的な基盤によって支えられているという点で、直後に大規模な暴落をもたらした以前の市場の動きとは異なる、と指摘しています。
2017年のバブル期と、今年の価格の上昇の違いは、技術的な基盤が大きく異なることだ。現在は、カストディアンが存在する。トレード取引やコンプライアンスのためのソフトウェアもある。そして、人々はこの資産について教育され、知識を深めている。現在の市場の動きは、以前我々が見たものとは違う。
機関投資家の参入の他にも、仮想通貨の実利用が以前より進んでいる。
今週、Geminiと提携している仮想通貨決済関連企業Flexaは、新たに仮想通貨ウォレットアプリ「SPEDN」の提供開始を発表。この新たな仮想通貨決済アプリはスターバックスなど米国の大手リテール企業15社の店舗にて利用可能となり、ビットコインやイーサリアムによる決済が実現しています。
このようなファンダメンタルズは仮想通貨の実需を高め、相場にポジティブな影響を与えているといえます。
参考CoinPost
アマゾン、ブロックチェーン関連特許を取得
アマゾンが、コンセンサスアルゴリズム「PoW(プルーフ・オブ・ワーク)」の課題に対する解決策として、マークルツリー(マークル木)生成を利用する際の特許を取得。
マークルツリーは、ブロックチェーンにおける取引データの要約結果を格納してツリー構造化するという仕組みです。米国特許商標庁(USPTO)で5月14日に確認された文書で明らかになりました。
近年、ブロックチェーンへの関心を高めていると噂されるアマゾンは、特定のブロックチェーンの開発をターゲットにしているのかもしれないとのこと。
PoWは、仮想通貨ビットコイン、ライトコイン(LTC)、ドージコイン(DOGE)、モネロ(XMR)などの仮想通貨で利用されているコンセンサスアルゴリズムです。
今回の特許文書では、「Powの課題に対する解決策として、マークルツリー生成を利用する技術について説明している」と述べられていますが、アマゾンの狙いはわかりません。
さらに、この特許文書では仮想通貨やブロックチェーンにおける特定用途などについては言及されておりません。
参考コインテレグラフ
スポーツファン向け仮想通貨チリーズ、バイナンスの独自ブロックチェーンと提携
スポーツおよびeスポーツファン向けブロックチェーン事業を展開するチリーズ(Chiliz)は、仮想通貨取引所バイナンスの独自ブロックチェーン「バイナンスチェーン」(メインネット)との提携を発表したことがプレスリリースで明らかになりました。
これにより、即時支払い、ギフト用プリペイドカード、デジタルサービス向け少額決済などの提供が可能となります。
バイナンスチェーンは、バイナンス独自トークン「バイナンスコイン(BNB)」を発行している独自ブロックチェーンのことです。
一方のチリーズは、スポーツ業界向けに独自の仮想通貨チリーズ(CHZ)を発行しているほか、プロチームとそのファンが交流などを行えるブロックチェーン基盤のモバイルアプリ「ソシオス(Socios)」を展開しています。バイナンスは、以前(2018年6月)からチリーズに投資を行っていました。
プレスリリースによると、バイナンスチェーンとの統合により、チリーズは、消費者向け製品にブロックチェーン技術を組み込めるようになり、即時支払い、ギフト用プリペイドカード、デジタルサービス向け少額決済などを提供できるとのこと。チリーズCEOのアレックス・ドレイファス氏は、バイナンスチェーンのブロック生成速度の高速さ(1秒)を強調しています。
これまでの著名なソシオスのパートナーには、仏サッカーチームの「パリ・サンジェルマンFC」、イタリアの「ユヴェントスFC」などがあります。
バイナンスCEOのジャオ・チャンポン氏もこの提携に関してこのように述べています。
「スポーツは、ブロックチェーン技術の可能性と有用性を一般的な消費者に教える完璧な手段だ。」
参考コインテレグラフ