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「仮想通貨で簡単にもうかる」と謳ったアプリ
「仮想通貨で簡単にもうかる」とうたってアプリの無料体験をさせたうえで、高額の使用料などを払わせていた業者について、消費者庁は、利益が得られた事実は確認できなかったとして、業者名を公表して注意を呼びかけています。
業者名を公表されたのは、仮想通貨の取り引きをめぐるサービスを提供していた、東京 中央区の「CCS」です。
消費者庁によると、この業者は、「1日15分で毎日最低3万円が確実に稼げる」などとうたい、自動的に通知される仮想通貨の交換会社を選ぶだけで利益が出るように見せかけたアプリの無料体験をさせたうえで、入会金9万8000円に加え、使用料などとしておよそ50万円を支払わせていたとのこと。
消費者庁が調べたところ、無料体験させたアプリの取り引きは架空のものだったうえ、有料のアプリでも簡単に利益が得られるという事実は確認できなかったということです。
調べに対して業者側は、およそ3か月間で2000人から3億円余りを売り上げたと話していて、消費者庁は、被害の拡大を防ぐため業者名を公表し、「『簡単に稼げる』とうその体験談を載せている業者もあるので、甘いことばに決してだまされないようにしてほしい」と注意を呼びかけています。
参考nhknews
「ビットコインは生き残ると信じている」伝説の投資家マーク・モビアス氏
世界で名を馳せる投資家Mark Mobius氏の、ビットコインに対する態度に変化が見られました。
5月15日に米有力誌Bloombergのインタビューで同氏は次のように語っています。
「ビットコインは人々からの需要を満たすことができる特徴を備えているため、将来的にも発展していく」
昨年まではビットコインに対して懐疑的な姿勢を見せていた同氏ですが、今年の2月下旬に海外メディアCASHのインタビューでビットコインを購入していたことを公表しています。
その動機について同氏は、「仮想通貨について詳しく知りたい」あるいは「2017年12月に約220万円まで高騰したビットコインが現時点で40万円近くまで値下がりしたこと」であると語りました。
しかし、Mobius氏はビットコインを保有しているものの、ビットコインの購入を勧めているわけではないとのこと。同氏は1987年のニューヨークの株式市場の暴落を警告し的中させたことで有名になったが、ビットコインに対しては「投資を行うのであれば失う覚悟ができている金額だけ投資すべき」と慎重なコメントも残しています。
このようにMobius氏は3月の時点でもビットコインの可能性に対して確信が持てない考えを示していたが、今回のBloombergのインタビューでビットコインの可能性に強気の姿勢を見せました。
世界中の人々の間で、簡単且つ内密に送金することができるという欲求は間違いなく存在している。それがまさにビットコインや他の仮想通貨への裏付けになっている。なので私はそれらが生き残っていくと信じている。
ビットコインの投資に対しては懐疑的
一方、同氏はビットコインの投資に対して依然躊躇した姿勢を崩していません。インタビューでは次のようにコメントしています。
私がそれに投資するかどうかは別の問題である。なぜなら、ビットコインはボラティリティが非常に高いため、結局のところ、何が起こっているのか個人、グループ、または組織を追跡することはできないからだ。」
実績のある投資家がビットコインの特性について前向きなコメントを発表したことにより、今後これまで仮想通貨に否定的だった大物投資家が考え方を変えるきっかけになる可能性もあるかもしれません。
参考CoinPost
コインチェック、口座開設の申請が急増
昨今の仮想通貨価格の大幅上昇を受け、仮想通貨取引所コインチェックへの口座開設の申請数が急増しているとのこと。
ロイターの取材に対し、コインチェックの広報担当者が明らかにしました。
2020年3月期の黒字化に向け、好調な滑り出しを切った形となります。
ビットコインの価格が4月に上昇し始めると、口座開設の申し込み数も徐々に増加。4月の1日当たりの平均申し込み数は、相場が動意づく前の3月の約2倍に。
5月に入っても口座開設の申し込みは増え続け、10日以降は伸び率が拡大し、14日には3月の7倍に達したとのこと。
11日にはビットコインの価格が80万円を突破。3月末に付けた45万円付近の1.8倍まで価格が上昇。
ビットコインの急ピッチの上昇が波及してビットコイン以外の主な仮想通貨が上昇し始めると、14日に口座の開設申し込みが急増したという。
参考reuters