<5月10日こよりが注目する仮想通貨ニュース>

クレセントの仮想通貨ETF

新たにビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)ベースのETF(上場投資信託)の申請書が、米国証券取引委員会(SEC)に提出されていたことがわかりました。

申請したCrescent Crypto Asset Management LLCの子会社Crescent Crypto Index Services LLCが組成する仮想通貨ファンドは、「USCF Crescent Crypto Index Fund(ティッカーシンボル「XBET」)」と名付けられています。

XBETは、SECの連邦官報に公開されて初めて45日間の審査期間に入ります。さらに審査に日数を要する場合は、90日から最大240日間延長期間が設けられています。

5月9日にSECが公開した申請案によると、XBETは、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の時価総額加重ポートフォリオ・インデックス「CCINDX」を提出。

審査中の2つのビットコインETF

現在、SECは、2つのビットコインETFを審査中です。

Bitwise Asset ManagementとNYSE Arcaが提出した「Bitwise Bitcoin ETF Trust」の規則変更案は、2月15日に連邦官報に公表され、45日間の審議機関がスタート。しかし、3月末にSECは、2019年5月16日まで審査期間を延長しています。

Cboe BZX取引所、VanEck社とSolidX社が提出した別のビットコインETF「SolidX Bitcoin Shares」は、2月20日に連邦官報に登録。SECはこれも延長し、5月21日を直近の期限としています。

参考cointyo

米SECクリプト・ママ、規制当局のアプローチの遅さを批判

米SECのコミッショナーHester M. Peirce氏(以下、Peirce氏)は、シリコンバレーの中心地パロアルトで開催された証券フォーラムでのスピーチの際に、SECの仮想通貨業界に対するアプローチの遅さへの危機感を示しました。同氏は、業界への寛容な姿勢から「クリプト・ママ」とも称されています。

Peirce氏の主張によると、SECがこれまで業界に対してとってきた規制措置の大部分は適切であるものの、その動きの遅さは業界の発展を妨げる要因となり得るというもの。

同氏は、急ぎの規制が黎明期の業界を衰退させることを過去に危惧していたとしつつも、その懸念は現実のものとはならず、むしろ喫緊の対応が必要であったとしています。

Peirce氏は、SECの腰の重い規制スタンスについて、スピーチ中で次のように述べています。

SECは、核心的な質問についてのガイダンスを一般の人々やFINRA(米国の金融取引業規制機構)へ提供できておらず、その結果として、多くの仲介業者や取引プラットフォームが適切な対応が分からず待ちぼうけになっている。

業界がどのように進んでいけば良いのかといった部分における疑問への明確な回答が得られていない。

今回のPeirce氏の主張に加えて、規制当局が示すスタンスからは、業界に対する喫緊のアプローチが求められていることは認識している様子がうかがえるといえます。

参考CoinPost

バイナンスCZ、「来週始めに出入金の再開を目指す」

巨額仮想通貨ハッキングを受けたバイナンスのジャオ・チャンポン(通称CZ)CEOは10日、来週始めに出入金の再開を目指している発表

世界最大の仮想通貨取引所における入出金の停止は相場の重しとなっていました。

バイナンスは7日にハッキングによって7500BTCが盗まれたことを受けて入出金を停止。CZは、ハッキングの発覚直後、システムのリカバリーに注力するとし、全ての口座・データシステムにおけるハッカーのいかなる足跡も削除することが必要と強調。

「それが終わるまでは、出入金の再開はできない」と述べていました。

またCZは、APIと2FAなどに大幅な変更を加えることも発表。ハッカーたちは複数利用者のAPIキーなどの情報を盗み、フィッシングやウイルス攻撃など様々な技術を駆使してハッキングを行なったとされます。

参考コインテレグラフ

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