仮想通貨を主題とした初の映画、4月公開へ
仮想通貨をテーマとした、初のハリウッド映画「Crypto」の予告編が米時間11日にYoutubeで公開されました。
アメリカの名門大学を卒業後、米ウォール街の大企業に入社した主人公マーティンは、とある理由でニューヨーク州郊外にある地元に転勤させられてしまう。
新しい勤務先で仮想通貨ビットコインの調査を行う最中、ロシアの犯罪集団が、企業を利用して資金洗浄(マネーロンダリング)を行なっていた”衝撃の事実”が発覚する。マーティンの運命はいかに。
犯罪アクション映画の主演は、「スーパーエイト」などに出演したボー・ナップが務めるほか、『ザ・シンガー』や『シルクウッド』で名を馳せたカート・ラッセル氏や『ウエストワールド』で保安責任者のアシュリー・スタップス役のルーク・ヘムズワースなども出演。
公開予定日は、米国時間4月12日で、日本での公開日程は未定。
米通販大手Overstock、ブロックチェーン企業銀行プラットフォームに出資
アメリカの大手通販サイトOverstockの子会社であるMedici Ventures社は米時間11日、ブロックチェーン企業Bankorusの株式5.1%を取得したことを発表。
仮想通貨やブロックチェーン事業を「コアビジネス」に掲げているOverstock社は、ブロックチェーン上でのカストディを提供する中国発のフィンテック企業であるBankorusに出資しています。
Bankorusは昨年2月、AI技術を用いた仮想通貨の資産運用システムを発表しており、株式の取得を行なったMedici Ventures社の社長であるJonathan Johnson氏は以下のように言及。
Bankorusの構築した革命的なブロックチェーン銀行プラットフォームでは個人が自分で仮想通貨を管理し、第三者にアクセスを与えない。これは弊社が目標とする仲介人のない分散化された商業を促進するビジョンと一致している。
今後も大手通販サイトがどのような形で、多岐に渡るブロックチェーン技術への投資やサポートを続けるのか期待したいところです。
参考CoinPost
マーシャル諸島、年内にデジタル法定通貨「ソブリン」発行予定
独自のデジタル法定通貨の発行を目指すマーシャル諸島政府はイスラエルの送金企業Neemaと提携して2019年内のソブリン(SOV)のローンチを目指していることがイスラエルの地元メディアの報道で明らかになりました。
通貨の発行は、年内を予定しており、仮想通貨市場の市況が戻り次第開始するとのこと。
Neema社のCEOであるBen Ezer氏は以下のように今回のプロジェクトについて言及しています。
ソブリンは年内の発行開始を計画している。
仮想通貨市場におけるポジティブな動きが見られたら発行できるよう、ソブリン(SOV)のICO開始に向けて日夜勤めている。
多くの報道では取り上げられていませんが、ICOを実施することに言及したことには、政府関連のプロジェクトである点から大きな波紋を呼ぶことになりそうです。
なお、IMFの資金洗浄に関する懸念に対して、Ezer氏はソブリンが完成すれば全てのSOV利用者が米商務省の外国資産管理局によって身元特定が可能となるため、「世界で一番安全な貨幣システムになる」と言及しています。
なおソブリンの流通と利用が開始してもマーシャル諸島で米ドルの使用が停止するわけではなく、米ドルとSOVの両方の通貨が利用可能となります。
今後、ブロックチェーン技術が政府や中央銀行に採用されデジタル版の法定通貨が発行されていけば、必然的に仮想通貨の認知度向上につながるでしょう。
参考CoinPost