BitwiseのビットコインETF審査カウントダウン開始
米SEC(証券取引委員会)の公式声明(2月11日)によると、先月、米仮想通貨インデックスファンドBitwise Asset Managementと提携デリバティブ取引所NYSEのアーカ(Arca)で申請へ提出したビットコインETFの審査は正式に開始されました。
声明文では、Bitwise社のビットコインETFに対して、「2月11日より、パブリック・コメントの募集を始める」とのこと。
つまり、SECによる正式審査が始まり、最大審査期間【240日】を設けることも考えられます。
ビットコインETFが有力視されているVanEck版の再申請にかかる審査も開始されましたが、Bitwise社が提供しようとするビットコインETFと、以下のような異なる点が挙げられます。
- VanEck版ETFは、現金決済となるが、Bitwiseでは現物ビットコインで決済する。
- Bitwiseは規制された第三者カストディサービスへ現物のビットコインを預ける。VanEckの場合は、自社の信託部門で管理する。
- BitwiseのETFがトラッキングする指数の価格形成は複数の仮想通貨取引所の市場に準拠する。VanEckはOTC基準の自社MVIS指数によるもの。
米有力紙WashingtonPost などのメディアの報道によると、現米国大統領は3330億ドルの政府予算案に同意し、署名。
なお、今回の予算は多くの政府省庁がおおよそ今年の9月まで業務の継続を可能にする模様です。
つまり、ビットコインETFの申請やCFTCの審査にかかっている仮想通貨取引所Bakktには、政府閉鎖による結果判断プロセスを中断される恐れはひとまず解消されたと考えられます。
郵便局でビットコイン購入 リヒテンシュタインで始まる
リヒテンシュタイン公国で郵便サービスを手がけるPost AG(ポストAG)が実店舗で仮想通貨交換サービスを開始する計画を立てていることが明らかになりました。
まずはビットコイン(BTC)からはじまり、今後イーサリアム(ETH)やリップル(XRP)などの取引も始めるようです。
発表によると、リヒテンシュタインの首都ファドゥーツにある郵便局で15日より法定通貨からビットコインへの交換を開始。利用者はビットコインを購入したのち、ハードウォレットを獲得できるとのこと。
今後このサービスは全国にある郵便局で導入される見通しで、サポートする仮想通貨も増える予定。
ビットコイン(BTC)に加えて、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)も交換可能になる見通しです。
今回のサービス提供に先駆けてポストAGは、スイスの仮想通貨サービスプロバイダーVärdex Suisse AGと提携。「仮想通貨交換業は、通常のマネー交換ビジネスとなんら変わるところがない」と述べています。
仮想通貨の弱気相場でも、スイスとリヒテンシュタインにおける仮想通貨・ブロックチェーン関連ビジネスは盛り上がっています。
参考CoinPost
Binanceのトークンセール、第二弾詳細公開
Further @fetch_ai (FET) Token Sale Details on #Binance Launchpadhttps://t.co/iOHS0bOYBI pic.twitter.com/73phDo20XD
— Binance (@binance) 2019年2月15日
今年のトークンセール第一弾で成功例となったBitTorrentのBTTトークン、これに続き、第二弾となる仮想通貨「FET」は日本時間2月25日23時より開始する予定です。
FETのトークンセールの詳細は以下の通りです。
- トークン名:Fetch.AI (FET)
- トークンセールの期間:日本時間2月25日 23:00〜3月2日 23:00
- 総発行数:1,152,997,575 FET
- バイナンス上で販売するトークン数:69,204,152 FET
- トークンの単価:1 FET=0.0867 米ドル(約9.58円)
- ユーザー1人の購入上限:3,000 米ドル(約33万円)、34602 FET
- 購入手段:仮想通貨バイナンスコインBNBのみ
バイナンスのローンチパッドの説明によると、FETトークンは、以前行なったプライベートセールと異なり、「調査段階・トークンのロックアップ期間」が無く、セール完了後15日以内にバイナンスによって配布されるとのこと。
バイナンスのCZ氏は、トークンセールについて以前にこんな発言しています。
今回の購入可能人数をBTTの3倍にしたが、依然として限定的だとは思う。
トークンセールは、完全に任意なので、ご自分でリサーチして判断してください。
前回のBTTセールと違い、今回はより多くのユーザーが参加できるよう、ユーザー1人の購入上限を2万ドルから3000ドルまで引き下げています。
ただ、BTTのように完売すれば、FETは約6億6300万円の売り上げとなる計算となります。(BTTトークンは15分もかからずに完売:総額約7億6500万円の売り上げ)
バイナンスは、独自のローンチパッドで、2019年より毎月1度トークンセールを行うこと1月に発表しており、厳格なプロジェクト審査プロセスとそのトークンの上場スピードが特徴的で、BTTトークンは15分もかからずに完売した先例(総額約7億6500万円の売り上げ)から、新たなトークセールはバイナンスのコミュニティから再び注目されています。
注目なのが、FETトークンの購入手段が、バイナンスコイン(BNBトークン)のみ、ということです。
このことから、BNBトークンへの駆け込み需要が期待されています。
参考CoinPost