こんにちは!くりぷです!

「""大事なライン""抜けたー!とびのらなきゃ!」
と慌ててポジションをとったらするする戻ってしまい、結局損切りする羽目に…。
そんな経験ってありませんか?

水平線やトレンドラインなど、多くの人に意識されているであろう大事なラインを割る(抜ける)ことをブレイクアウトと言います。
ブレイクアウトに順張り!というのが投資初心者の本によく書かれている一般的な戦略であり、たしかにブレイクアウト狙いで大きな値幅を狙えることもあります。

ただ、ブレイクアウトの成功率は極めて低く、なんと、その8割は失敗に終わります
大きな値幅を狙える『真のブレイクアウト』はたったの2割。
8割のブレイクアウトは失敗し、さらに失敗した場合、反対側のラインもこえて一気に動くことが多いのです。

逆にいうと、ブレイクアウトの失敗を狙った逆張りが成功する確率はかなり高いと言えます。
もちろん闇雲に逆張りすればいいというわけではありません。
しっかりとサインを待つ必要がありますが、ブレイクアウトだっと飛び乗るイナゴに比べたら成功率は雲泥の差です。

きょうはそんな""ブレイクアウト時の逆張りの心得""について解説します☺

ブレイクアウト時のトレーダー心理

ブレイクアウトを攻略するために、まずはブレイクアウト時にトレーダーはどのような心情なのかを見てみましょう。

例として上昇チャネルを上にブレイクアウトしたときのことを想定します。

breakout1

このときの主役はラインより下で入った含み損のショートを抱えている売り手です。
もっと価格が下がると思ってショートした売り方ですが、高値切り上げ安値切り上げの上昇チャネルで内心びくびくしています。
「でもココで跳ね返されるはず!はず…だよね…???????」
そんなお祈りモードの中で突然のチャネルブレイクアウト!
固いと思っていたラインで跳ね返されっ…なーい!
「あーもうだめだ…上いくやつだ…ヤバいヤバいヤバい」
パニックになった売り手は一斉に損切しはじめます。

売り方の損切とは「買い戻し」のことです。
SELLしていたのと同じ額をBUYして持っている玉を整理します。
つまり、売り方が一斉に損切りするということは、一斉に買いが入るというのと同じ意味となります。

売り方の損切りで勢いづいたブレイクアウトを見てどっちに入ろうか悩んでいたノーポジザウルスは焦ります。
「あっ!抜けた!ちくしょー、乗り遅れた!」
「今からでも間に合うんじゃない?!はやく!はやく!ロング!!!!!」
つまり、イナゴです。
ブレイクアウトを見て感情的にイナゴする買い方のロングにより、ブレイクアウトはさらに勢いづきます

ラインより下でロングしていた買い手は大喜びです。
ラインを上にブレイクアウトしたのだから利確(つまり売りのこと)するはずがありません。
増し玉した自信のある買い手もいるでしょう。

breakout2

ここまでがブレイクアウトした直後の各トレーダーの心情です。

売り手は焦って損切りし、新たに売りを仕掛ける気力がありません。
買い手は飛び乗ってイナゴし、有頂天になってチャートを眺めています。

ブレイクアウト後のトレーダー心理

ブレイクアウトからここまでは損切りした売り手と飛び乗りイナゴの買い方によって勢いよく買いが続きました。
損切りとイナゴがひと段落すると市場は突然加速をやめて小休止に入ります

ここからが、2割の真のブレイクアウトなのか、8割の失敗のブレイクアウトなのかを見極める最重要ポイントとなります。

小休止のあと、断続的に買いが入る状況ならそれは真のブレイクアウトの可能性が高いです。
このブレイクアウトが本物だと捉え、市場は上昇すると考えているトレーダーが多い証拠だからです。
つまり、売り手の損切りでも小口のイナゴでもない新規の買いが入っているということを意味します。

問題は、新規の買いが入らずに市場が下落し始めたときです。
感情でイナゴした有頂天の買い手がパニックになります。
「あれっ?まだまだいくんじゃないの?もしかして…騙された?!?!」
感情で飛び乗ったイナゴはクライマックスで買ったことを悟ると突然損切りします

イナゴ(飛び乗りロング)の損切りとは「売り」です。
BUYしていたロングの分SELLして玉を調整します。
つまり、イナゴが損切するというのは一斉に売りが入るというのと同じ意味になります。

こうなってしまうと買うものはもはやいません。
落とし穴にはまった買い手がパニックで売り始め、損を取り戻したい売り手は損切りラインより少しでも高いところで売ります。
市場は突然一方向相場になり、ブレイクアウトは失敗に終わります

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ブレイクアウトの心得

では、ブレイクアウト時にはどのようにトレードするのが適切なのでしょうか?

まず一番大切なのは、ブレイクアウトしたからといって焦らないことです。
特にイナゴは基本的にリスクの高いトレードになります。
BitMEXにしろ、BitFlyerにしろ、ブレイクアウト時にはサーバーがとても重くなり注文が通らないため、かなり不利な場所でポジションを持つ羽目になることが多いです。
前述したとおり、ブレイクアウトの8割は失敗します。
2割に賭けるのはやめて勢いが止まるのはどこかを冷静に見極めましょう

直近高値や水平線、トレンドラインなどで勢いがとまった場合も安易に逆張りするのは危険です。
長い上ヒゲをつけた陰線+大陰線など、明確な反転のサインがでるまではぐっと我慢しましょう。
ビットコインの場合は勢いよく動いた後にレンジになる確率がとても高いです。
一度目の反転の合図ですぐに入るのではなく、再び高値を試して失敗するなど2度目の反転を確認してからポジションを取ることを心がけるとさらに勝率の高いトレードにつながると思います。

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また、ブレイクアウトする前の相場状況もかなり重要だとおもっています。
1時間足や4時間足で見た長期トレンドが下降している場合、15分以下の短い足で観測される上昇チャネルを上抜けしても失敗することが多いです。
また、レンジ中もそのレンジ自体がマグネットのように価格を引き寄せるため、ブレイクアウトが失敗する確率が高まります。
反転した場合でもブレイクアウトの失敗なのか、単なるリターンムーブで再び上昇するのかは、ブレイクアウトする前の市場がどちらを向いていたかにより予測することができます。
直近のチャートだけではなく、しっかりと全体を見渡すように心がけましょう。

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まとめ

以上がわたしなりのブレイクアウト時のトレード方法になります。

ブレイクアウト時のチャートは損切とイナゴによって形成される
 →燃料がなくなり停止するところを見極めよ
・新規の買いが入るならブレイクアウトは成功の可能性が高い<2割>
逆方向に加速するなら失敗の可能性が高い<8割>
・ただ、単なるレンジになるorリターンムーブの場合もあるので注意
 →見極めには長期足の流れをしっかりと把握することが大切
安易な逆張りは危険なのでサインをしっかりと待つべし

「あっ!抜けた!」の時に市場にいるほかの参加者がどのような心情なのかなぜ価格が急騰しているのかを把握するだけで無駄なトレードを減らすことができると思います。
焦らず、有頂天にならず、冷静に判断してトレードをがんばりましょう!

くりぷちゃん♧ブロックチェーンです!!

読んでくださりありがとうございました
初めましての方に軽く自己紹介を(*'▽')

仮想通貨にがっつりはまっている兼業トレーダーです!
わたしが仮想通貨をはじめて買ったのは2015年の春、リップル(XRP)が1.6円の時でした。
はじめはあまり理解せずに未来感に惹かれて買ったものの、すぐに0.7円になり2年間塩漬けに…
その後2017年のGWバブルですっかり界隈にはまってしまい、ビットコインの仕組みブロックチェーン技術についても調べるようになりました。
今の推しコインはイーサリアム(ETH)、エニグマ(ENG)、ネム(XEM)、他にもメジャーアルトはだいたい注目しています。

ちなみに2017年のトレードはひたすらガチホスタイルでアルトコインを買い集めていました。
そしてそのまま2018年年始からの大暴落に巻き込まれ…
このままではだめだと思い1月からテクニカルの勉強をはじめ、今ではすっかりFX中毒にw

最近はプログラミングにもはまっていて自動売買botも製作しました。
AIを使った裁量用ツールも開発中で近々無料公開する予定です。
技術わくわく勢ではあるもののしっかりお金も稼ぎたいスタイルで仮想通貨を楽しんでいます!

仮想通貨のことやトレードについていろいろつぶやいているので、よければツイッターでも仲良くしてください☺

ブログもみてくれると嬉しいです!

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