SBIの仮想通貨取引所『VCTRADE』は11日、ビットコインキャッシュの取り扱いを開始しました。ビットコインよりも先にビットコインキャッシュの取り扱いを始めたことに一部では驚く声があがっています。
BCH/JPYペアが追加
SBIの子会社であるSBIバーチャル・カレンシーズ株式会社の仮想通貨交換所VCTRADEは11日、BCH(ビットコインキャッシュ)/JPYの通貨ペアを取引に追加しました。
サービス開始時点ではXRPのみの取り扱いで今後ビットコインとビットコインキャッシュを追加予定でしたが、先にビットコインキャッシュが追加されることとなりました。
BTCよりBCHを推進する戦略
現状時価総額1位でありもっとも多くの取引所で基軸通貨としてあつかわれているビットコインよりビットコインキャッシュを先に取り扱ったのはSBIのビットコインキャッシュを推進していく取り組みの一環と考えられます。
CEOである北尾吉考氏は2017年12月に「サトシ・ナカモト氏が書いたオリジナルのビットコイン白書のビジョンはピアツーピア(P2P)の電子キャッシュシステムであるべき、としている。これは力強いビジョンであり、SBIグループはビットコインキャッシュが毎日の決済で全世界で使われる将来の世界を実現するためにリソースを投入する」と発言しています。
ビットコインとビットコインキャッシュは方向性の違いで分裂したコインであり、現在もどちらが本当のビットコインかをめぐってたびたび議論が交わされています。SBIは今回の件でその姿勢をより明確にしたと一部の投資家たちの間では話題になっています。