アメリカの取引所Coinbaseが日本市場に参入する予定であることが明らかになりました。国内の取引所と健全な競争をして、業界全体のサービス向上のきっかけになることを期待する声が上がっています。
年内に交換業の登録を申請
アメリカで最大手の取引所Coinbaseは出資元である三菱UFJと連携し日本の仮想通貨市場に参入する予定であることが4日、日経新聞の報道で明らかになりました。
Coinbaseはニューヨーク州での仮想通貨交換業のライセンスであるBit Licenseを所有していて、日本の仮想通貨交換業者登録も年内に申請する予定とのことです。
また仮想通貨のカストディサービスの提供など業務範囲の拡大を目指してアメリカの規制当局を協議を重ね、銀行のライセンスを取得に向けても動いています。
健全な競争を望む声
日本の取引所は、販売形式がメインで板取引が盛んではありません。販売形式は即時取引ができますが手数料が高く、板取引は安く購入しやすいですが日本の場合取引量が少ないため売買を成立させるのに少し手間がかかり、海外取引所と比べ不便だとよくいわれています。
Coinbaseは海外で流動性の高い板取引を6年にわたり提供してきた実績とノウハウがあり、これを活かして国内取引所の一歩先をいくサービスを提供することで、健全な競争のもと、業界全体のサービスが向上していくことを望む声が各所から上がっています。