ファンドストラット・グローバル・アドバイザーズはコンセンサス2018をきっかけにビットコインの価格が上昇するとした7日の予測が間違っていたことをクライアントに報告しました。実際にはコンセンサス2018が開催された週にビットコインは一週間で約10%下落しました。
前年度の値動きに基づき予測
調査会社ファンドストラット・グローバル・アドバイザーズのトマス・リー氏は7日、コンセンサス2018年中にビットコインの価格が上昇すると予測しました。
しかし、実際には開催期間中、一週間で約10%下落し、同氏は自身のクライアントに対し予測が外れた旨を報告したことをブルームバーグが報じています。
リー氏の予測の根拠
同氏によると『コンセンサス2018の参加者は年々増えており、この事実は仮想通貨コミュニティの成長を意味し、価格を上昇する要因になりえると期待した。』とのことです。
コンセンサス2018は年に一度行われる世界最大規模の仮想通貨のイベントであり、今年は8700人と前年の3倍もの人々が参加しました。このイベントでは仮想通貨プロジェクトの運営や関係者がスピーチなどでポジティブな発表をすることが多く、前年は開催期間中ビットコインの価格が上昇していたことから今年も上昇を期待する声が各所から上がっていました。
同氏は予測が外れた理由として、『仮想通貨は金融機関が入ってくるための法整備が不足している。』と主張しています。