シンガポールとスイスに拠点を置くタンゲムはビットコインを紙幣にした『Tangem Notes』の試験販売を開始しました。0.01、0.05BTCの2種類が用意され、ビットコインのやり取りが手渡しかつ安全に行えます。
ビットコインを目に見える形にしたスマート紙幣
タンゲムは3日、ビットコインを形ある紙幣としたスマート紙幣『Tangem Notes』の試験販売の開始を発表しました。
紙幣には0.01、0.05BTCの2種類が用意されており、中にはサムスンのS3D350Aチップが埋め込まれています。
NFC対応のスマートファンをかざすだけでビットコインにアクセスすることが可能です。
ビットコインをもっと手軽かつ安全に
プレスリリースによるとビットコインをわざわざ紙幣にしたのは、特別なインフラや複雑なアプリがなくても手軽に仮想通貨をやりとりできるようにすることで、『仮想通貨を取得、所有、流通の簡便化を図りつつ、セキュリティも高められるのではないか』というアイデアからだそうです。
このスマート紙幣は、ビットコインを現金のように手軽かつ安全(オフラインであるのでハッキングの心配がない)に持ち運べる上、手渡しでやりとりができるので、確かに上記の要素を満たしてると言えそうです。
ビットコインをより身近にしてくれるこのスマート紙幣は仮想通貨の普及に一役買ってくれるかもしれません。