クレジットカードの国際ブランドであるマスターカード(Mastercard)は、ブロックチェーンなど仮想通貨に関わる技術開発に向けて新たに専門家を175人雇用しました。
より効率的な支払いシステムの開発を目指す
新たに雇用された開発者たちはアイルランドのレパーズタウンにある研究開発拠点、マスターカードラボ(Mastercard Labs)で開発を進めることになります。ブロックチェーンに精通する技術者を雇用したことで、より効率的な支払いシステム作成を目指します。
アイルランドのカントリーマネージャーであるSonya Geelon氏は「私たちは国内外の財政的な取り込みを促進するプロジェクトを推進しており、消費者、企業、政府に最も革新的で安全で安全な支払い方法を提供するよう働いている」と述べ、マスターカードが金融サービスへのアクセス拡大に取り組んでいる旨を説明しました。
仮想通貨はクレジットカード市場とは別
同社は2016年に一連の実験的なブロックチェーンベースのAPIをリリースし、「開発者に対してまだ商用化されていない新興テクノロジーに取り組む機会を与える」という以降を示しました。そして2017年10月、ビジネス間取引を促進するためにこれらのプログラムを使用すると発表しています。
ビットコインをはじめとする仮想通貨は基本的にクレジットカードの市場とは区別されるという考えの元、既存の金融システムをより安全でより低コストで運用するためにブロックチェーン技術を導入を進めています。