ビットコイン(BTC)の送受にかかる費用や時間を短縮させるライトニングネットワークの技術を実装した初のモバイルウォレット「Eclair Wallet」が公開されました。
ライトニングネットワークを実装したウォレット
ライトニングネットワークはビットコインでの決済上で課題とされていた手数料と送金速度を改善するために開発された技術です。今回が初となるこの技術を実装したウォレットアプリをリリースしたのはテクノロジースタートアップのACINQです。
「Eclair Wallet」はアンドロイドユーザー向けで、グーグル・プレイ・ストアで入手可能。OSバージョン5.0以降のアンドロイド端末は、ライトニングネットワークを使って決済を行うことができます。
ライトニングネットワーク上で実行された決済は理論上、通常のビットコインネットワーク比べ手数料が少なく承認も瞬時に完了します。
2018年はライトニングネットワークのプロダクトが多数
開発したACINQ社によると「Eclair Walletは次世代のライトニング対応のビットコインウォレットであり、通常のビットコインウォレットとしても利用できるし、ライトニングネットワークに接続して安価で素早い決済に利用することもできる」と説明されています。
「Eclair Wallet」以外にも、今年はライトニングネットワークを活用したプロダクトが複数予定されています。3月にはプロトコル初のメインネットプロダクト導入が開始されおり、複数のユーザー指向のツールも個人開発者によって発表されました。