世界最大級の取引量を誇る仮想通貨の取引所「BINANCE(バイナンス)」が、新たに分散型の取引所を作るためにシステム開発していることを発表しました。
分散型の取引所「BinanceChain」
「BINANCE(バイナンス)」は現在自社で管理する仮想通貨の取引所を運営していますが、集中化され分散した取引所が近い将来に共存し、お互いを補完することでブロックチェーン資産の譲渡と取引に使用される、いわゆる分散型の取引所「BinanceChain」を新たに開発しています。
「高品質のブロックチェーンプロジェクトを継続的にサポートすることは、この業界を発展させる最善の方法だと考えています。ホワイトペーパーで述べたように、私たちはこの部分を改善し続けます」と述べています。
分散型取引所は運営企業に依存しない
分散型の取引所は、顧客のファンドを保有する第三者サービスに依存する通常の取引所とは異なり、利用者は取引業者を介さずに他のユーザーと取引します。この仕組みのメリットは、個人情報などを開示する必要性がないため匿名性が保たれる点や、ハッキングするのが難しいとされている点であり、このようなタイプの取引所はWavesやDEXなど例に、既に存在しているものでもあります。
3月にハッキングの被害を受けた直後でこのような発表をしたことから利用者の安全を守る措置とも考えられています。