豪大学、ビットコインとイーサリアムをサポート
5万8000人以上が在籍する豪カーティン大学は2019年7月23日、仮想通貨で寄付できる奨学金基金「仮想通貨Ph.D.奨学金基金」を発表しました。
対応する仮想通貨は、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の2種類です。
同大学副学長代理のガリー・アリソン教授によると、この基金により、仮想通貨で莫大な利益をあげた企業や起業家は、ブロックチェーン、サイバーセキュリティ、データ分析の3分野で博士(Ph.D.)課程にある学生に資金を提供でき、それが3分野のコミュニティへの還元につながるとしています。
分野を指定した寄付も可能なほか、学校関係者は決済方法としての仮想通貨の普及に役立つと指摘。
またこの寄付のシステムは、学生ローンの支払い支援や教育機関向け授業料支払いシステムを手がけるネルネット・インターナショナルと、ブロックチェーン基盤の分散型マーケットプレイスを手がける「セントラリティ(Centrality)」により開発され、寄付希望者は大学にリアルタイムで直接寄付できるようになっています。
参考コインテレグラフ
アマゾンが仮想通貨業界に本格参入しない理由
最近になり、フェイスブックやebayなど、巨大テック系企業が仮想通貨業界へ本格的に参入していきている中、世界最大手ECサイトのアマゾンが、当分の間は仮想通貨市場へ参入する意向がないことをニューヨークで開かれたカンファレンスにて伝えられました。
登壇を行なったアマゾン・ペイの代表Patrick Gauthier氏の話によれば、アマゾンは解決が可能で、なおかつ明らかに問題解決のニーズが認められたものから着手を始めるといい、アマゾンについて、地に足のついた堅実な企業であると説明を加えました。
同氏は「我々が(リブラのような仮想通貨を)構築することが可能であるからといって、それが取り組むべきであるものとは限らない」と話し、仮想通貨業界に参入することが一番の優先事項でないことを強調。
その具体的な事例としてGauthier氏は、最近アマゾンが結んだ金融サービス企業「Synchrony」との提携を挙げています。
Synchrony社は最近「アマゾンクレジットビルダー」と呼ばれるカードを発行していますが、「アマゾンクレジットビルダー」では、クレジットスコアの判断基準に関する情報にアクセスすることが可能にするシステムを顧客に提供。今まで不透明であったクレジットカードにおける信用スコアの評価基準を明確化しています。
クレジットスコアは個人の信用力を表すため、米国において最も重要視される指標の一つであり、普段の生活に密接に関わってきます。
Gauthier氏は、アマゾンのサービスを顧客へ届けることには「重大な責任がある」と語り、そうした最高の利便性を届けることこそがアマゾンの使命であると話しています。
アマゾンが業務上で喫緊の問題に直面し、仮想通貨技術の利用が唯一の解決策でない限り、アマゾンが仮想通貨業界に参入する可能性は低いと考えているようです。
ただ気になるのは、アマゾンは何年にも前に、以下の3つの仮想通貨関連ドメインを取得しています。
http://amazonbitcoin.com (amazonビットコイン)
http://amazonethereum.com (amazonイーサリアム)
http://amazoncryptocurrency.com (amazon仮想通貨)
いずれもまだ機能していませんが、今後使われるときが来る可能性もあるかもしれません。
米アマゾンは以下の3つの仮想通貨関連ドメインを取得済みhttps://t.co/MaylqBf3NN (amazonビットコイン)https://t.co/9ZKM4ngn2H (amazonイーサリアム)https://t.co/N92nWSb3Ic (amazon仮想通貨)
いずれもまだ機能してないが有効期限迫る...
更新かリリースか。今年動きありそう。 pic.twitter.com/EwjEyUWt4t— こより@仮想通貨ブログ (@vc_koyori) 2019年2月20日
参考CoinPost
LINEのdApps終了に2事例目 「4CAST」が8月26日にサービスを終了
【サービス終了のお知らせ】
4CASTは2019年8月26日をもってサービスを終了することとなりました。
ユーザーの皆様には、感謝を申し上げると共に、正式リリースから短期間での終了となったことをお詫び申し上げます。
詳しくはこちらをご確認ください:https://t.co/EX2oTxvGB3
— 4CAST@みんなで未来予想 (@4CAST_JP) 2019年7月26日
LINEが提供するdAppsサービス「4CAST」が、2019年8月26日をもってサービスを終了することがわかりました。
4CASTは、イベントやスポーツの試合に対する勝敗を予想するプラットフォームとして誕生しました。
ラグビーワールドカップ2019や東京五輪2020を見据えたサービスを想定しているものと考えられていたため、大会開催前のサービス終了は残念との声が多く挙がっています。
8月2日にも以下の機能が終了。8月26日にウェブ版を含む全てのサービスが終了する予定です。
- 新規登録
- Androidアプリの利用および新規ダウンロード
- 友だち招待
- ミッション
- インセンティブ支給(ランキングインセンティブ・ユーザートピック参加人数達成インセンティブ・SNSシェアに対するインセンティブ・答え合わせに対するインセンティブ)
保有しているLINK Pointは、8月26日までならLINEポイントへ交換可能。
通常の交換基準に加えて、0.1LINK Point未満の場合もLINEポイントへ交換が可能。
8月26日までに交換しなかった場合は、自動的にLINEポイントへ交換されます。ただしこの場合は、0.002LINK Point未満の場合は交換がされないため注意が必要です。サービスが終了した後は、ユーザーの情報も廃棄される予定とのこと。
参考CoinPost