今後2週間で仮想通貨法案を可決する見込み
ロシア財務副大臣のアレクセイ・モイジーブ氏は、記者団に対して、財務省が仮想通貨のトレーディングを許可することを検討していると話したことを、21日付のインターファックスが報じました。
モイジーブ氏は、まだ結論が出たわけではないとしつつも、仮想通貨に関する法案の中で仮想通貨トレーディングを許可するかもしれないと述べたようです。
昨年5月、ロシアは仮想通貨を支払い手段として使うことを禁止する法案を可決。仮想通貨トレーディングを許可する法案は「妥協」という見方もあります。
金融活動作業部会(FATF)は、ロシアに対して年末までに仮想通貨の流通を規制する法案の可決を促しています。
ロシア議会下院(国家院)は、今後2週間で仮想通貨法案を可決する見込みと19日に報じています。
参考コインテレグラフ
仮想通貨マイニング最大手ビットメイン、好調な相場を受け米国でのIPOを計画!?
仮想通貨マイニング大手ビットメイン社が、ビットコインが1年ぶりの高値を記録する状況で、新規株式公開(IPO)の再開を計画していることが、米ブルームバーグの報道で明らかになりました。この計画は非公開のため、匿名を条件とした情報筋によるものとのこと。
同社はアドバイザーの協力を得て、今年下半期での米国株式市場でのIPOに向けた準備を進めており、来月SEC(米国証券取引委員会)への上場申請を目指す。
ビットメイン社は米国でのIPOで約320億円(約3億ドル)から約535億円(約5億ドル)を調達する可能性がありますが、目標金額を最終決定するまでには至っていません。
ビットメイン社はこれまで約3200万円(約30億ドル)の香港IPOを推進していたことを過去にもブルームバーグが報道しています。
しかしビットメイン社の上場申請は3月に失効。規模として同社より小さいがライバルのマイニング大手Canaan社も、香港市場でのIPO計画を打ち切り、米国でのIPOの可能性を探っている状況とのこと。
ビットメイン社の上場プロセスはまだ初期段階にあり、IPOの内容の詳細は変わる可能性があります。また、ビットメイン社の担当者はIPOに関し、現時点ではコメントは差し控えたいとしています。
参考CoinPost
フェイスブックの仮想通貨リブラ「乗り越えるべき壁が多い」
オーストラリアの中央銀行にあたるオーストラリア準備銀行(RBA)のフィリップ・ロウ総裁が、フェイスブックが発表した仮想通貨リブラは、すぐには主流の決済手段とはならないだろうと語りました。
規制上の問題が多くあるとの見方を示していることを、ブルームバーグが6月20日に報じました。
ブルームバーグによると、ロウ総裁は次のように述べたとのこと。
「フェイスブックのリブラは、我々が普段使っている通貨のようになる前に、乗り越えるべき壁がいくつもある。(中略)対処すべき規制上の問題が多くあり、しっかりしたビジネスケースがあることを確認する必要がある。結論に飛びつく前に、吟味すべきだろう」
ちなみにロウ氏は、2017年にビットコイン(BTC)を批判した人物としても知られています。ロウ氏は当時、BTCが「投機的なマニア」により目立つようになったと批判し、投資家よりも犯罪者にとって魅力的だと述べていました。
記事によると、ロウ氏は、既存の電子決済システムの実用性が高く、オーストラリアでは仮想通貨そのものが生き残るのは難しいと考えているようです。
「スマートフォンの電話番号を知っているだけで5秒で銀行決済を行える、非常に効率的な電子決済システムがすでにある。オーストラリアでは仮想通貨が普及することはないだろう」
オーストラリアで仮想通貨が普及することはないだろうとの見解を示しました。
参考コインテレグラフ