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イーサリアム、ロードマップを新たに更新
定期的に更新される「イーサリアム2.0」の開発状況に新たな進展。更新されたリリース内容では、現在開発が進む「イーサリアム2.0」だけではなく、さらにその先、未来のイーサリアムにあたる「イーサリアム3.0」のロードマップが紹介され、それらエコシステムの概要が記述されました。
イーサリアム2.0
フェーズ0:シャード未実装のビーコン・チェーン
フェーズ1:EVM未実装の基本的なシャーディング
フェーズ2:EVMのステート移行機能
フェーズ3:ライトクライエントステートのプロトコル
フェーズ4:クロスシャード・トランザクション
フェーズ5:チェーンのセキュリティ強化
フェーズ6:指数関数的シャーディング
イーサリアム3.0
- Casper CBCの導入
- zk-STARKs
- ヘトロジーニアス・シャーディング(他のシャードの照合頻度に影響を与えずに、あるシャードにおいて、gasあたりに捌くトランザクション量が増加する)
- Sharding実装を超える、ポテンシャルを秘めたアイデアはあるのか?
参考CoinPost
イーサリアムの開発者数 ビットコインの2倍以上 全ての仮想通貨の中でトップ
仮想通貨イーサリアム(ETH)が全ての仮想通貨の中で一番開発者が多いことが明らかになりました。仮想通貨資産マネジメントのエレクトリック・キャピタルが7日、調査結果を発表。
エレクトリックは、2万以上のコード・レポジトリーと1600万以上のコミットを取得。毎月平均216人の開発者がイーサリアムにコードを提供していることを発見。Truffleなどコミュニティープロジェクトの開発者は統計に含まれていないとのこと。
ビットコインは月平均50人超にとどまっており、イーサリアムの4分の1程度となっています。
また主要プロトコルに対する貢献度でみると、イーサリアムに対しては月平均99人の開発者がコードを提供する一方、ビットコインは毎月平均47人、EOS、トロン、カルダノは月平均25人以上いると判明。
一方、ドージコイン(DOGE)は過去数カ月間開発者がいない状態が続いており、ライトコイン(LTC)の開発者ベースは過去1年間で月40人から3人に減少。
全体で見ると、仮想通貨市場は80%下落他にも関わらず、月間のアクティブ開発者のベースはたった4%しか減っていないという結果に。
参考コインテレグラフ
世界最大の旅行会社「エクスペディア」 ビットコイン決済廃止
ビットコイン決済廃止の理由
ブロックチェーン、仮想通貨専門のライターであり、メディアアドバイザーのLuke Fitzpatrick氏は以下の3つの理由を挙げています。
- 安定性に欠ける仮想通貨
- 進まない商用導入
- 法定通貨への換金
安定性に欠ける仮想通貨
仮想通貨のボラティリティは高く、エクスペディアはビットコイン決済導入を「実験」として位置付け、コインベースを利用し、支払われたビットコインを米ドルに換金して同社の銀行口座に預金していました。
2018年にコインベースは、企業へのカストディアルサービスの提供を中止。これが原因の一つとなり、エクスペディアのビットコイン決済処理に難が出たことで、同決済システムの廃止に至っているようです。
進まない商用導入
現在のビットコインは投機対象として利用されており、商品やサービスの決済手段としてまだまだ広く普及しておりません。
投機対象として扱われているビットコインのような仮想通貨を、ホテルやフライト予約のために利用するということは考えづらいとする見解。
法定通貨への換金
エクスペディアはビットコイン採用を実験として位置付け、ビットコインを法定通貨に換金していた。つまり、これの意味するところは、本質的には同社はビットコインよりも米ドルでの決済を好んでいたということがわかります。
エクスペディアのケースでは、決済手段としての魅力からビットコインを導入したわけではなく、より幅広いサービスを提供し、同業他社との競争力を高めることを目的としているようです。
結論
エクスペディアは仮想通貨を決済手段としてではなく、投機の対象であると判断したということ。
この部分に大きな変化が見られない限りは、企業が仮想通貨の取り扱いを廃止する流れを食い止めることは厳しいと思われます。
参考CoinPost