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ビットコインETF認可は「時間の問題」
CNBCの新番組、ETFEdgeEdelman Financial Engines社の創設者 Ric Edelman氏が出演、ビットコインETF申請の認可時期について以下のようなコメントを残しました。
ほぼ確実だ。実現するかしないかではなく、いつ実現するかの問題だ。
…技術的には、明日実現してもおかしくない。
発業界の中で不安視される実現の可能性の段階ではなく、すでにフェーズはいつ実現するかに移行した状況にあるという。
なお、米SEC(証券取引委員会)は、現時点でのビットコインETF実現のために克服が必要な課題として主に2点挙げているが、しかしこのような課題も克服できるとEdelman氏は期待を示しています。
2点の懸念点
- カストディ
- ビットコイン価格の形成プロセス
カストディについては、大手プレイヤーも参入している。フィデリティはカストディ問題に取り組んでおり、Kingdom Trustやその他の大手企業も同様に取り掛かっている。すぐにVanEckかBitwiseの申請がカストディ面におけるSECの懸念を払拭できると思う、と言及。
価格形成プロセスについては、石油や金が世界中で取引されている資産であるのと同様、SECはビットコインの全ての取引を規制できない事を認めざるを得ない、と言及。
CNBCの仮想通貨アナリストであるBrian Kelly氏は「ビットコインETFの実現は早くて2020年」などと述べていることから、仮想通貨市場の期待は長期的な視点に移っていると言えます。
参考CoinPost
仮想通貨取引所バイナンス、DEX実現に向けさらなる一歩
Finally got a date. Targeting to release Binance Chain testnet (@binance_dex) for public testing on Feb 20th. This is a testnet, your feedback would be most valuable.
— CZ Binance (@cz_binance) 2019年2月12日
バイナンスのCEOであるCZ氏はツイッター上で自社のメインネットに関しては12日午後、待望のバイナンスチェーン公開テスト日が今月20日に行われることを明らかにしました。
これはテストネットなので、ユーザーの方々のフィードバックを期待したいとツイートしています。
分散型取引所「Binance DEX」は自社チェーン上で運営していく方針を昨年8月から明らかとしていました。
かねてから示唆していた分散型取引所の実現に向けたさらなる一歩となることが期待されます。
参考CoinPost
バイナンスコインがBTC建ての「最高値」を記録
バイナンスコインすげー笑
バイナンスコインが上位通貨で前年比唯一のプラス圏https://t.co/aAS81zqEA7 pic.twitter.com/o0m25juW7M
— こより《仮想通貨で生きていく》 (@vc_koyori) 2019年2月12日
時価総額トップ10に位置し、ICOから現在までに9,600%以上のROI(投資利益率)を達成しているバイナンスコインの価格がBTC建てで過去最高値を記録し高騰しています。投資家の関心を集めている理由とは..。
ただ注意しないといけないのが、バイナンスコインは対米ドル(法定通貨)建ての価格では、仮想通貨市況悪化の影響で最高値更新には程遠く、2018年1月12日に記録した最高値の22.48米ドル(約2,481円)から58%減となっています。
対BTCの最高値の新記録は、ここ数週間で達成されています。
バイナンスコイン、3つの上昇理由
- BNBのバーン
- ローンチパッドの成功
- 将来性と経営手腕
まず1つ目は、バーン施策。供給量が減る分、コインの希少価値が高まることになります。バイナンスコインは発行上限「2億BNB」に対し、最終的に1/2となる「1億BNB」まで段階的にバーンするとしています。
2つ目は、新しいICOの仕組みとして提案する「Launchpad(ローンチパッド)」の成功です。「BitTorrent(BTT)」のICOは、人気殺到でわずか15分で約7.65億円以上を売り上げて完売。上場直後には一時10倍に急騰したことで大きな反響を呼んだ。第二弾ICOとして、2月下旬には、機械学習と人工知能に特化したプロジェクトFetch.AIのトークンセールも控えています。
BTTの件は、バイナンス主導のICO人気に再び火がつき始めていることを示しており、これが最も投資家のBNB購買意欲を刺激しているものと考えられます。
3つ目は、バイナンスの将来性と、バイナンスCEOである「CZ氏」のバイタリティが挙げられます。昨年9月には、「CoinDesk Consensus Singapore 2018」で今後の展望について、「来年秋までに、世界の全6大陸に2箇所ずつ、計5〜10の仮想通貨取引所を設立したい」などと抱負を述べ、今年1月には、「(ブレグジットを控え)新設した英仮想通貨取引所Binance Jersey Exchangeの登録需要が想像以上で圧倒されている。」と述べたほか、すでにスイスやアフリカにも取引所を開設しており、仮想通貨市場拡大の足掛かりを作るべく、その勢力を順次拡大させている。
さらに、自社で開発中のメインネット「Binance Chain」や分散型取引所「Binance DEX」への期待も集まっています。バイナンスコインのメインネット移行によって立ち位置が変化することも大きな要素と言えます。
世界最大級の取引量を誇るバイナンスの今後の動向に注目です。
参考CoinPost