ドイツの大手自動車メーカーBMWと仮想通貨プロジェクトDOVUは提携し、リース車のドライバーが走行距離を正しく報告すると、仮想通貨がもらえる報酬システムの試験運用を行いました。ドライバーは走行距離の写真を毎週提出することで1回につき1DOVUがもらえます。
正確な走行距離を測るためのプロジェクト
BMWとDOVUは提携し、リース車の走行距離を正しく把握するためのプロジェクトの試験運用を行ったことを明らかにしました。
ドライバーにトークンというインセンティブを与えることで走行距離のデータの収集に協力してもらう仕組みとなっています。
DOVUは、各種モビリティの走行・輸送データをブロックチェーンで管理し、必要とする企業に無駄なく活用してもらえるようにしようというプロジェクトです。
写真を送ることでトークンがもらえる
リース車の走行距離はその車の再販売価格を左右する極めて重要なデータです。現在BMWはガソリンスタンドがレシートに入力した数字をもとに走行距離を追跡しています。
しかしDOVUはこのデータは入力ミスなどの影響で信ぴょう性の面において不十分と指摘してます。
今回の報酬システムはドライバーに毎週走行距離の数字が入ったダッシュボードの写真を撮影、提出してもらってデータをブロックチェーンに記録します。記録が済むとスマートコントラクトにより自動で報酬として1回につき1DOVUがドライバーに支払われる仕組みです。
これにより正確なデータに基づきリース車の運用ができるため顧客、企業側ともにwin-winの仕組みとなっています。