欧州委員会はフェイクニュースがインターネットを通じて拡散される問題への解決策としてブロックチェーン技術の採用を検討しています。ブロックチェーンは記録された情報の改ざんが困難かつ追跡が容易である特徴を持つためニュースの信頼性の確認に適していると判断されたようです。
欧州委員会が採用を検討
EC(欧州委員会)はフェイクニュース(嘘の情報)がインターネットを通じて拡散される問題に対抗するための行動規範の導入を2018年夏に予定しています。
脚色されたフェイクニュースは事実と比べリツイートされる確率が70%も高く拡散の範囲も大きく速度も速い、という研究結果もでており今や世界的な問題と言えます。
ECは問題の解決策の一つとして、ブロックチェーン技術の採用を検討しています。
ブロックチェーンがもたらす信頼性
ブロックチェーンの特徴としてブロックチェーン上に記録された情報の改ざんが困難であること、それでいて情報の追跡は容易であることが挙げられます。
これを活用することで、情報やそのソースの信憑性を容易に確認することが可能となり、ニュース全体の信頼性を向上させることができるとECは判断したようです。
フェイクニュースは言ってしまえばニュースの改ざんですので、改ざんに強いブロックチェーンにはぴったりと言えそうです。