大手の仮想通貨取引所であるBINANCEは東アフリカの経済改革支援を目的としてブロックチェーンを推進するウガンダの組織Crypto Savannahと提携しました。

ウガンダの経済改革促進に通じる

BINANCEのCEOであるChangpeng Zhao氏は自身のTwitterを通じて「ブロックチェーンを通じたウガンダの経済発展や若者の雇用促進のため、Crypto Savannahとパートナーシップを結び、第四次産業革命を推進する。ウガンダに数千もの職を生み、投資を呼び込む」と発表しました。

 ウガンダは、国民1人あたりのGDPが2000ドル程度であることから最貧国のひとつとされています。Changpeng Zhao氏のツイートでは、この提携こそが仕事や投資を創造し、経済改革の推進に通じると説明しています。

アフリカはブロックチェーンの普及が期待される市場

仮想通貨の時価総額を知ることができるサイトCryptocurrency Market Capitalizationsによれば、BINANCEは1日の平均取引量は21億9000ドルであり、取引量の規模としては世界第2位に位置します。

現在は拠点が香港となっていますが、今年3月に日本の金融庁より警告を受けたことでマルタにオフィスを開設する予定です。

アフリカの人口の多くは銀行を利用しておらず、3000万人以上の人々が海外で働きながら母国へ送金しています。このような状況のアフリカ大陸は、金融分野のブロックチェーン企業にとって有望な場所とされており、ブロックチェーン技術によって金融サービスへのアクセスが容易になると大きく普及する可能性を秘めてます。

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