<10月31日こよりが注目する仮想通貨ニュース>

ロシアの法定通貨「ルーブル」を正式サポート

バイナンスは31日、本家仮想通貨取引所でロシアの通貨ルーブル(RUB)を正式に追加しました。法定通貨から仮想通貨への直接取引サービスを拡大する動きとなります。

発表によれば、バイナンスユーザーはルーブルのでの預金・引き出しを行うことが可能となり、仮想通貨ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、XRP(リップル)とルーブルの換金も可能になるとのこと。

ルーブル建の取引サービスは、ジラルタル(ヨーロッパ南西部に位置するイギリスの海外領土)に拠点を置く電子決済プラットフォームAdvCashを通じて提供されます。

AdvCashは各デポジットに3%、引き出しは2.5%の手数料に加え50ルーブルを請求しており、一般的な銀行口座から資金を送金した場合に比べ、より早く安い取引が可能になると主張しています。

ルーブルのサポート計画は10月、バイナンス社のCEO CZ氏が初めて公表した計画で、先週のナイジェリアの通貨「ナイラ(NGN)」に続き、ルーブルが2通貨目の導入に。今後も多くの法定通貨を採用する旨を公表。

昨日行われたAMA(AMAとは「質問ある?」の意)セッションでCZ氏は、法定通貨との換金経路を世界中に築き上げることは、参入障壁を下げるために大変に大切なことであると発言。「より多くのペアがすぐに登場する」と話していたところでした。

参考CoinPost

バイナンス、5つの仮想通貨取引ペアを廃止

仮想通貨取引所バイナンスは31日、5つの取引ペアの廃止を決定しました。

取引ペアは、ATOM/PAX, BTS/BNB, CVC/BNB, ETC/PAX, REP/BNBの5種類です。

取引の終了日時は11月1日8時(UTC時間)となっています

参考binance

仮想通貨リブラを排除へ EU5ヶ国が連携

欧州連合内(EU)の5か国が、フェイスブックが主導する仮想通貨リブラのローンチの阻止に向け、連携することが決定されていたと関係者が明かしました。LibraがEUに入るべきではないと主張する各国財務相の声明を12月にも公開する予定とのこと。現地メディアのPolitico Europeが伝えています。

今年行われたG7では、各国の金融大臣らはリブラの立ち上げに伴うリスクについて会議を開催。EU連合においては、規制が整わない限りリブラのローンチは認めないとする声明発表に向けて、各機関が取り組んでいることが明かされていました。リブラは、ローンチに向けて厳しい現実が待ち受けているようです。

リブラのローンチの阻止を図る国には、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、オランダの5ヶ国。10月28日にブリュッセルで行われた会議で5ヶ国の財務相が議論を行い決定しました。

リブラプロジェクトに参画するフェイスブックやその他企業への圧力を強める意向を固めた格好です。欧州委員会や外交官もEU各国にリブラ排除の動きを強めるよう奨励しているとのこと。

現時点で排除に関わる法的根拠は示されておらず、リブラ排除を本格化する場合、排除の法的根拠となるルールをしっかりと明示する必要が、政府・規制当局側には求められるとの指摘もあります。

一方、欧州委員会などからはリブラへの厳格すぎる規制に対して、注意喚起する声明も確認されています。新興技術やサービスの開発に悪影響を及ぼすことを危惧するとの見方も国内で示されている状況で、大きな議論へと発展する可能性も考えられます。

参考CoinPost

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