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BTC高速決済可能なウォレット
ビットコインのライトニングネットワーク関連スタートアップ「ACINQ」が、スケーラビリティと高速な決済ネットワークを構築するため、秘密鍵をユーザー側が有する「ノン・カストディアル」ウォレットを発表しました。
ACINQが新たに発表した内容によれば、第二世代となるライトニングウォレット「Phoenix」は三分以内に決済処理を済ませることができるとのこと。
またユーザーはウォレットのセットアップ、通貨の受け取り、オンチェーン・オフチェーンでの決済処理、フルバックなど、これらすべての処理も三分以内に完了するという。
シンプルなオンボーディング処理で、シンプルなバックアップ、保存機能を備えノンカストディアルであるため、このPhoenixこそが、将来のBTCライトニングのユーザーエクスペリエンスであるとACINQは強調しています。
今回のニュースは、ACINQがシリーズAで800万ドルを調達した数日後に公表されましたが、この出資はIdinvest PartnersやSerena、州が所有するフランスの投資銀行Bpifranceにより行われていました。
同スタートアップはベンチャーファンディングにおいて、計で1千万ドルを調達しています。
参考CoinPost
米国で広がるブロックチェーン投票 米オレゴン州でモバイル投票アプリの試験運用
選挙関連の慈善活動を行う非営利団体タスク・フィランソロピーが10月18日、ブロックチェーン基盤のモバイル投票アプリ「ヴォーツ(Voatz)」の試験運用のため、米オレゴン州のユマティラ郡とジャクソン郡と提携したと発表しました。海外の基地で勤務している現役軍人およびその扶養家族の不在者投票に活用されます。
ヴォーツのアプリでは、顔認証による本人確認を行い、スマートフォンを使って電子投票を行えるようにするとのこと。
タスク・フィランソロピーは、ブロックチェーンベースの投票の利点として、セキュリティと正確性、ヒューマンエラーの排除、投票の匿名性、投票数算出の迅速化、選挙制度に対する信頼性の向上、追跡可能なシステム状況記録、透明性を挙げています。
ユマティラ郡行政サービス局のダン・ロナイ局長は、今回の取り組みでは有権者の参加をうながし、市民が投票権を行使しやすくすることを目指していると語っています。
また今回電子投票実現のため、オレゴン州の各郡、モバイル投票アプリ開発企業ヴォーツ、タスク・フィランソロピー、サイバーセキュリティ関連非営利組織「ナショナル・サイバーセキュリティ・センター(NCC)」とで提携しました。
米国で広がるブロックチェーン投票
ヴォーツのブロックチェーン基盤の投票アプリは既にウェストバージニア州でも試験導入の実績があります。2018年に行われた米中間選挙の不在者投票にヴォーツを活用しました。
またウェストバージニア州以外にも、コロラド州デンバーやユタ州がブロックチェーン投票の試験運用を行っています。
ただ、ウェストバージニア州のブロックチェーン投票では、最近ハッキング未遂事件があったことも明らかになっています。
参考CoinPost
クレイグ・ライト氏「私がサトシで、サトシが私のものを盗んだ」
自称サトシ・ナカモトのクレイグ・ライト氏が10月16日、英ロンドンで開催されたAIおよびブロックチェーン関連イベント「CC フォーラム ロンドン」においてトークセッションを行ないました。ライト氏は、自分が本来の仮想通貨ビットコイン(BTC)創設者であると示す究極の証拠を明らかにするつもりだと主張しました。同氏が2008年に書いた論文を世に出すという。
ライト氏によると、サトシ・ナカモトが(ライト氏の)論文のすべてをホワイトペーパーの体裁にまとめたそうです。ただライト氏は、サトシを「彼」と呼んでしまっており(三人称のため、ライト氏がサトシではないことを示す)、それに気が付くと次のように説明した(動画の11分50秒辺りから)。
「私がサトシで、サトシが私から盗んだのだ。皆さんには選択の自由がある。彼は実際に私の論文を使ったので、私は本当に気にしていない。だからそれは私……皆さんがどちらを選ぶかどうかは気にしていない」
ライト氏は、もともと故デイブ・クレイマン氏とのパートナーシップを示す別名で、BTCに関する発明は全面的に自分が担当していたと主張していました。クレイマン氏の死後、ライト氏は自分がサトシであると主張し始めています。
参考コインテレグラフ