Bakkt、ビットコイン先物取引が正式に開始
We’re live!
The first Bakkt Bitcoin Futures trade was executed at 8:02pm ET at a price of $10,115
— Bakkt (@Bakkt) 2019年9月23日
『Bakkt』の現物決済ビットコイン先物取引は予定通り、日本時間23日9時より、正式に開始しました。
最初の「日間と月間契約取引時間」とは、NY時間22日の20時〜23日の18時。
Bakktの公式発表によると、最初に成立した契約は10,115ドルの価格で、すでに「活発に」取引されています。「引き続き、Bakktウェアハウスは顧客のオンボーディングを行っていく。」と説明しています。
取引が開始した直後、ビットコインは9時〜9時半の間、9920ドルにまで急落し1万ドルの水準に戻しています。
取引が行われるICE FUTURES U.S.のライブデータによると、最初の約2時間半で月間先物の出来高は8BTCとなっています。
なお、9月6日より先物の提供へ向けてBTCカストディサービスを開始。COOのAdam White氏は、入出金開始後の資金流入などを受け、機関投資家からの「高い温度感」と「需要の大きさ」を実感していると肌感覚を明らかにしていました。
既存のCMEの現金決済ビットコイン先物取引と比較すると、Bakktの先物取引は仕組みが大きく異なります。Bakktが提供する先物取引は、現物先渡し可能の先物取引です。(毎日決済と隔月決済)
参考CoinPost
「仮想通貨の魅力は世界中に広まって行く」 米CFTCコミッショナーが発言
米国商品先物取引委員会(CFTC)のコミッショナーの一人であるBrian Quintenz氏は、米CNBCのインタビューで同委員会の規制アプローチと、これからの仮想通貨の見通しについて、非常に前向きな姿勢を表明しました。
まず、CFTCの規制に対する基本的な姿勢として、「原則主義」に基づく規制を心がけているとして、次のように語っています。
CFTCは伝統的に原則主義的な規制機関だ。そのため、ある一時点における市場のスナップ写真的状況に基づいたルールを規定するような、規則づくめの規制機関にならないよう努めてきた。そのような規則は進展することができず、更新されていかなくてはならない。
トウモロコシや小麦、石油といった伝統的な商品であれ、金融商品であれ、また、新たな仮想通貨商品であれ、どんな製品にでも適用できる原則を考え出すことができれば、ただ周りに「ガードレール」を設置するのみだ。あとは、市場が、それらの製品に対し、ビジネスケースやユースケース、また投資事例を見出せるのか決めるのに任せる。それらの製品が、適切な信用取引を設定し、容易に操作される恐れがないと、CFTCが納得できれば十分だ。
そして実際、当局のビットコイン(BTC)に対するアプローチも、この原則に基づくものだと説明。
2017年のビットコイン先物契約(現金決済)開始から、決済手法や市場操作の可能性に関し、市場の動向を注意深く監督してきたCFTCですが、市場が拡大し、Bakktが提供する現物決済のビットコイン先物契約が始まることにより、新たにデリバリーの担保として保有されるビットコイン現物を管理する「カストディ」という課題が生まれたことにQuintenz氏は言及しています。
仮想通貨のカストディに関する最善の実践方法については、しっかりと取り組まなくてはならないため、これまで多くの労力を割いてきた。
参考CoinPost
仮想通貨LibraはETFに該当するか
聴聞会には、SECの5名のコミッショナー全員が出席。
参加メンバーは、ジェイ・クレイトンSEC委員長、コミッショナーであるアライション・ヘレンリー氏、ロバートJ.ジャクソンJr氏、エラドL.ロイスマン氏、そしてヘスター・パース氏の5名です。
下院金融委員会発行のリリースによると、聴聞会では証券法違反、上場投資信託(ETF)に関連する問題、フェイスブックが提案する仮想通貨プロジェクトLibra(リブラ)を含む、SECの管轄内にある幅広いトピックに関する議題が含まれる可能性が高いです。
リリースでは、「SECのメンバーがLibraをセキュリティ(有価証券)と見なすべきか質問があるかもしれない」と示唆しています。
Libra Investmentトークンは配当を提供することを目的としており、証券に該当する可能性があります。
2009年から2014年まで米商品先物取引委員会(CFTC)の委員長を務めたゲーリー・ゲンスラー氏もまた、7月に開かれた下院公聴会用の声明で、仮想通貨Libraが有価証券(セキュリティ)に該当する可能性を指摘しています。ETF
ゲンスラー氏は以下のように述べています。
「現在提案されている範囲では、Libra準備金は本質的に少なくとも証券取引委員会(SEC)によって規制されるべきプールドインベストメント(合同運用投資)ビークルです。Libra協会は投資顧問として登録される必要がある。」
参考cointyo