<10月19日こよりが注目する仮想通貨ニュース>

Huobi、トルコリラでテザーの購入が可能に

仮想通貨取引所のHuobi Globalにおいて、トルコリラでの仮想通貨購入が可能になる予定です。公表した内容によれば、今年の終わりに、TRY(トルコリラ)/USDT(テザー)の取引ペアが開始されるとのことです。

これは、テザーを介在し、Huobi Globalがサポートするプラットフォーム上で他の仮想通貨取引が可能になることを意味します。また同取引所のネイティブトークンを保有しているトルコ人ユーザーは、取引手数料が50%ディスカウントされるという。

以前よりトルコはファンダメンタルズの脆弱さなど、複合的な要因が絡み合い自国通貨のインフレーションにも対策が追いつかず経済に深刻な景気後退(リセッション)をもたらしています。仮想通貨を介して金融ヘッジするトレーダーも多くいると見られています。

トルコにサービスを展開する大手OKExの運営責任者Andy Cheung氏も、以前にトルコ国内の仮想通貨への関心について言及。

トルコ国民の仮想通貨所持者の割合は、間違いなくヨーロッパ・中東地域で最も高いと述べており、世界において仮想通貨の普及が最も進んでいる地域の一つと評しています。同国の経済状況が、こうした結果を導いていることは否定できないでしょう。

現在もシリア情勢の悪化や米国政府との関係悪化も懸念されるなど、不安定な政治状況が続いています。その中で、トルコ国民の仮想通貨へのアクセシビリティの向上が期待される今回の動きは、仮想通貨市場へ影響を与える可能性も十分考えられます。

参考CoinPost

カナダのチャットアプリ「キック」、米企業メディアラボが買収 

米サンタモニカに拠点をもつ「メディアラボ」は、カナダのチャットアプリ「キック(Kik)」を買収する契約を結んだと、メディアラボが18日にブログで発表しました

メディアラボがキックを運営するキック・インタラクティブとの間で契約を締結しました。メディアラボは「Whisper」や「Datpiff」といったネットサービスブランドを持つ持株会社です。

キックは10月15日に「キック」の閉鎖が中止され、サービスを継続すると発表。キック・インタラクティブのテッド・リビングストンCEOは8日に「キックの新たな会社を見つけた」とツイートし、今回の買収をほのめかしていました。

メディアラボの発表によれば、キックを率いてきたテッド・リビングストン氏やキックのチームはそのまま事業を継続することになり、キックの仮想通貨「キン(Kin)」との統合を進めていくことになります。

十分な収益を確保するため、メディアラボは今後数週間にわたってプラットフォームに広告を導入するとしています。これは、多くのユーザーが過去に反対していたものですが、メディアラボは「(ユーザーの)邪魔にならず、キックの素晴らしさを失わない方法で行う予定だ」としています。

またメディアラボは、スパムボットを除外していき、アプリをより高速で信頼性の高いものにしていくと述べています。

参考コインテレグラフ

SECと裁判中のKik社買収 仮想通貨Kinを継続する姿勢示す

メッセージングアプリを提供するカナダの仮想通貨関連企業KikがMediaLabにより買収されたことが明らかとなりました。

MediaLabsとは、WhisperやDatpiffなどのコミュニケーション・アプリを過去にリリースした実績を持ち、現在もそれらの運営に携わっています。

Kik社は、Kinトークンの発行に関する仮想通貨のステータスが「有価証券」に該当するか否かを巡って、米SECとの法廷戦争の渦中にあります。9月には従業員を100人から19人に大幅に削減するなど、厳しい状況に立たされていました。

新たな仮想通貨事業を巡っては、MediaLabs側はKik社CEOのTed Livingston氏と共同で取り組んでいく姿勢を示し、長期的にはKinトークンに関する事業がポテンシャルを秘めていると一定の評価を示しています。具体的にKinをどのように統合するかは明かされておりません。

参考CoinPost

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